2010年2月27日土曜日

2010年ナショナルズ始動!

 投手・捕手陣に続き、野手陣もキャンプ地に入りました。

 全員そろっての初練習の前にチームミーティングが開かれ、Stan Kasten球団社長、Mike Rizzo GM、そしてJim Riggleman監督から、選手全員に対して訓示が述べられました。いろいろ記事を読んで、3人の訓示のポイントをまとめると3点になります。

・2009年は忘れ、勝てると信じるべし。
・グラウンド上では細部に注意を払うべし。
・言い訳はすべからず。

 いずれも、ごもっとも。特に2つ目の点。守備、走塁での集中力を欠けたプレーを見せられると、ファンとしても見る気が失せます。とにかく全力でプレーする姿を応援させてください。

 ところで、この日までに全選手がキャンプ地に姿を現したそうです。夫人の出産の前後に付き添っているGuzmanとWillinghamは一時的にキャンプ地を離れていますが、それはおめでたい話であり、OK。ビザ問題(2008年前川、2009年Jorge Sosa)、契約でもめてのホールドアウト(2009 Odalis Perez)など、ネガティブな要素で参加が遅れている選手は1人もなし。また、昨春のような不祥事もなし。 いいスプリングトレーニングのスタートと言えるでしょう。

2010年2月25日木曜日

Strasburgのオープン戦デビューは3月9日の予定

 Strasburgのオープン戦デビューは3月9日のホームでのデトロイト戦になるとの情報が入ってきました。2イニングあるいは40球をメドということです。注目の1戦になります。

 そのStrasburg、2回目のブルペンセッションではPudge Rodriguezが捕手として受けました。Washington PostのThomas Boswellの記事によると、練習後、(デトロイト時代に受けていた)Justin Verlanderのような感じかと問われたPudgeの答えは、「No. It's like Noran.」というものだったということです。おいおい、そこまで期待持たせて、大丈夫か!? まあ、PudgeがNoran Ryanの球を受けたのは今から20年近く前で、さすがのRyanも既に44~46歳というキャリアの最終段階でしたから、割り引いて考える必要はありますが、それにしても盛り上がっちゃうコメントです(笑)。

 ところで、3月4日のスプリングトレーニング・ゲームの初日はいきなり2チームに分かれて遠征の予定なのですが、その先発投手がGarrett MockとJ.D. Martinと明らかになりました。

BA :2010 Top 100 Prospects

 BAのトップ100プロスペクトが公表されました。(元記事はこちら

1. Jason Heyward OF (ATL)
2. Stephen Strasburg RHP (WAS)
3. Mike Stanton OF (FLA)
4. Jesus Montero C (NYY)
5. Brian Matusz LHP (BAL)
6. Desmond Jennnings OF (TB)
7. Buster Posey C (SF)
8. Pedro Alvarez 3B (PIT)
9. Neftali Feliz RHP (TEX)
10. Carlos Santana C (CLE)

 全体のトップ10は以上のとおり。HeywardとStrasburgのどちらが1位かは論争のあったところですが、ここではHeywardに軍配が上がりました。

 ナショナルズの選手は、Strasburgを含めて計3人。

38. Derek Norris C
92. Drew Storen RHP


 昨年はJordan Zimmermann1人でしたので、増えて良かったなと素朴に思いますが、昨年のドラフト1位の2人が入っての3人ですから、マイナー組織の育成の成果という点では不満が残ります。来年は今季の成績で評価を上げてくる選手が増えることを期待します。

 球団別に見ていくと、最多はレイズの7人で、カブス、インディアンズが5人で続きますが、レイズの7人は全員がトップ70までに入っていますから、組織の強さは圧倒的と言えます。逆に少ないのはカージナルスとDバックスの各1名。ポジション別ではトップ10に3人も入っているように捕手が目立ちます(全体では12人)。

Livan Hernandezとマイナー契約

 Livan Hernandezとマイナー契約で再契約しました。昨季も8月末に入団し、不安定な投球の末にシーズン終了後FAとなっていました。

Livan Hernandez (2009 Season for NYM/WAS)
31G(9-12) 183.2IP 67BB 102K 5.44/1.56


 本人はワシントン移転当時に所属していたことなどからチームに愛着があるらしく、マスコミを通じて再契約の意思を繰り返し示していました。球団側は当初強い関心を示していませんでしたが、ここに来て再契約。既に若手の候補がいっぱいいる状況で、ローテーションに当然入ってくるような投手ならともかく、Livanのような微妙なベテランとマイナー契約する理由は正直なところよくわかりません。開幕ローテーションに入ってこないように、若手投手たち、がんばって!

2010年2月24日水曜日

2010 Non Roster Invitees (Minor League Contracts)

Non Roster Invitees for 2010 Spring Training

PITCHER
Chuck James関連記事
Victor Garate
Eddie Guardado関連記事
Logan Kensing
Joel Peralta
Ryan Speier
Drew Storen
Miguel Batista
Shawn Estes
Ron Villone
Doug Slaten
Livan Hernandez (関連記事)

CATCHER
Jamie Burke
Derek Norris

INFIELDER
Pete Orr
Eric Bruntlett関連記事
Josh Whitesell関連記事

OUTFIELDER
Chris Duncan関連記事
Jerry Owens関連記事
Kevin Mench
Willy Taveras
*************
1/27 オリジナル
 これまでに判明しているマイナーリーグ契約(スプリングトレーニング招待選手)をまとめてみました。
・トッププロスペクトでは、NorrisとStorenの2人が招待されています。
・昨季40人ロースターにいたが、その後DFAされるなどして、再契約したのがOrr、Kensing、Garate、Burkeの4人。Orrは昨季も招待選手としてスプリングトレーニングに参加していました。

1/30
・Miguel Batistaと契約。2001年のワールドシリーズでDバックスの一員としてヤンキースを破った雄姿は覚えていますが、今更な感。25人ロースターに入るようなことがあれば、チームとしてかなり苦しい状況と言えそうです。

2/4
・昨季は阪神にいたKevin Menchと契約。阪神では、わずか15試合の出場にとどまり、.148/.179/.204と散々なシーズンでしたが…。

2/6
・Shawn Estesと契約。37歳のベテラン先発左腕。昨季はドジャーズのAAAで投げただけ。Batistaと同じような存在です。

2/16
・Willy Taverasと契約。そういえば、昨オフ、2008年の12月に当時ロッキーズに所属していたTaverasと当時ナショナルズに所属していたTim Reddingとのトレード話が盛り上がったものの、(年俸調停権を有していたことから)両者ともnon-tenderとなったということがありましたね。その後、2008年12月にレッズと2年650万ドルという契約を結び(当時からひどい契約と散々に言われました)、昨季はレッズで102試合に出場。24盗塁こそさすがですが、.240/.275/.285という成績で来季構想からはした。つい先週、レッズからAdam RosalesとともにA’sにトレードされ(相手はAaron Miles)、必要とされているのかと思っていましたが、Taverasのほうがおまけだったんですね(笑)。あっさりDFAされて、FAとなっていました。で、このたび、ナショナルズとマイナー契約ということになりました(なお、当初レッズと結んだ契約で今季年俸は400万ドルとなっているので、メジャーに昇格した場合でもナショナルズの負担はメジャー最低年俸の約40万ドルにとどまり、残りはA’sが負担することになっています)。以前から、個人的にはあまり好きじゃない選手です。MaxwellかBernadinaがきちんと成績を残して25人ロースター入りを阻止してくれることを期待しています。

2/18
・Ron Villoneと再契約。まもなく40歳という大ベテランですが、昨季はチーム最多の63試合に登板。若手への手本としてもRiggleman監督から高く評価されています。
・Adam Kennedyとの契約のためにDFAされたDoug Slatenがマイナー契約招待選手となりました。

2/25
・Livanと再契約。期待したくない・・・。

2010 Spring Training Outlook 6 (OF)

 ポジションごとのスプリングトレーニング・プレビューもこの外野手編で終わりです。現地水曜日に全選手がそろってのトレーニングが始まり、そして1週間もすれば、スプリングトレーニングの試合がはじまります。ああ、楽しみだなあ。


End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Josh Willingham

Josh Willingham

Nyjer Morgan

Nyjer Morgan

Elijah Dukes

Elijah Dukes

Austin Kearns

Austin Kearns

Roger Bernadina

Roger Bernadina

Justin Maxwell

Justin Maxwell

Willie Harris

Willie Harris

Jorge Padilla

Jorge Padilla

Jerry Owens

Chris Duncan

Kevin Mench

Willy Taveras



 レフトJosh Willingham、センターNyjer Morgan、ライトElijah Dukesの3人という体制はほぼ固まっており、3人がしっかり仕上げて開幕を迎えてくれれば文句ありません。

 Willinghamはオフの間に何度もトレードの噂が出ましたが残留。個人的には、いいパッケージならトレードしてもOKと思って見ていましたが、今となっては代わりとなるバットがFA市場にはいないので、このまま開幕を迎えて欲しいと思っています。レフト守備は期待できませんが、5番打者としてしっかり前のDunnをプロテクトしてくれればと期待します。

 Morganは盗塁の際に右手指を骨折し、昨季終盤を棒に振りましたが、早くからキャンプ地でトレーニングに励んでいるということで健康面の不安はなさそうです。ただ、そもそも昨季ブレイクした選手なので、フルシーズンしっかりした成績を残せるかという疑問は残ります。昨季の移籍してきてからの3割5分を上回る打率は出来過ぎだと思いますが、マイナーでもそこそこの打率をずっと残しているので、出塁率で3割5分を超えてくることは可能ではないかと思います。評価の高い守備、足(40盗塁もしなくていいから、成功率を上げて下さい。それに怪我はしないで。)と合わせ考えると、戦力としてフルシーズン十分に戦えるものと思います。

 この3人の中で、最も潜在能力が高いとされるのがDukes。いろいろフィールド外での悪い話を聞かされていた選手ですが、この2年間はそのような醜聞はありませんでした。そろそろフィールド外の話題よりもフィールド上での活躍で注目を集めたいところですが、まずは、健康でいることと、昨季まで時折見られた集中力を欠いたプレーを減らしていくことでしょう。今季終了後、年俸調停の対象となるので、成績を残せなければnon-tenderで退団となる可能性もあります。今季こそ、ブレイクして下さい。応援しています。

 控え候補は、40人ロースターには、Willie HarrisJustin MaxwellRoger Bernadinaの3人がいます。このうち、実績、契約から言ってHarrisは当確とすると、残るイスは1つ。個人的には、昨季の故障離脱の経緯もありBernadinaに頑張って欲しいところですが、潜在能力ではMaxwellのほうが上回るとされていますので、悩ましいところ。スプリングトレーニングでは、2人が「故障しないで」高いレベルで競ってくれることを期待しています。マイナー契約では、Chris DuncanJerry OwensKevin MenchWilly Taverasが参加していますが、BernadinaとMaxwellがしっかりと成績を残し、彼らに付け入る隙を与えることがなければ、いいスプリングトレーニングになったと評価することができるでしょう。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Josh Willingham (LF)
Nyjer Morgan (CF)
Elijah Dukes (RF)
Willie Harris
Roger Bernadina

2010年2月23日火曜日

2010 Spring Training Outlook 5 (2B/SS)

 さて、注目の二遊間です。先日のAdam Kennedy獲得のニュースの時に書いたものと重複する部分もありますが、ご容赦下さい。

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Cristian Guzman

Cristian Guzman

Alberto Gonzalez

Alberto Gonzalez

Ian Desmond

Ian Desmond

Adam Kennedy

Adam Kennedy

Eric Bruntlett

Pete Orr


 オフの間、Orlando Hudsonの名前が何度も噂されましたが、結局KennedyのFA獲得で決着。これで、セカンドはKennedyで確定。セカンドへのコンバート説もあったChristian Guzmanが、ショート残留。

 実績のあるこの2人に、Ian Desmondが挑戦するという形で、スプリングトレーニングを迎えます。直前のRizzo GMやRiggleman監督のDesmondに関するコメントでは、シーズンが開幕すれば「どこかで」毎日プレーすることになると言う一方で、将来のショートストップと期待しているとも言っています。一時期うわさされた「ユーティリティとしてメジャーに帯同させる」という案は消え、メジャーでなければAAAのレギュラーとしてショートを守ることになると思われます。それがいいと思います。

 スプリングトレーニングでのポイントは2つ。1つは、Guzmanの健康状態。昨季は外反母趾の悪化、肩の故障(オフに手術)でシーズンが進むにつれて攻守ともパフォーマンスが低下していきましたが、きちんと直っているかどうか。直っていれば、打撃は守備とも戦力としてそれなりに期待できますので、契約のことも考えれば、そのままレギュラーとして使うことになるでしょう。直っていなかったら、Desmondが成績を残しさえすればショートの座を奪うものと思われます。(個人的にはこの展開を一番期待しています)

 もう1つの注目は、Guzmanにセカンド守備の練習をさせるかどうか。具体的に言えば、スプリングトレーニング中はZimmermanも2試合に1試合くらいは欠場することになると思いますが、その時にはKennedyが3塁を守ることも考えられます。その試合で、ショートに入るのはGuzmanなのかDesmondなのかという点です。シーズン開幕後、ZimmermanやKennedyにもしもの故障があったときにどんな布陣を考えているのか、またGuzmanのトレードが難しいことを前提にしてシーズン中のDesmondの昇格にどう対応していくのか、を占う意味で注目したいと思います。

 Guzmanが健康で、Desmondがマイナースタートとなった場合の控え候補は3人。40人ロースター上は、Alberto Gonzalezのみ。あとは、招待選手のEric BruntlettPete Orr。Gonzalezは昨季、何度もチャンスをもらいながらも結果が出せなかったので、首脳陣の印象は良くないはず。評価を一変させるほどの目立つ活躍ができるでしょうか(個人的には、なんとなく応援している選手です)。一方、Bruntlettのグラブさばき、どこでも守れる便利さは大きなPRポイントですし、Orrはどういうわけか首脳陣の覚えがめでたいんですよね・・・・。この3人は横一線だと思います。昨季はWillie Harrisも何度も二塁を守りましたが、やはりHarrisは外野でこそ活きる選手だと思っています。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Adam Kennedy (2B)
Ian Desmond (SS)
Alberto Gonzalez

2010年2月22日月曜日

Stephen Strasburgが初のブルペンセッション


 いよいよ、始まりました。

 実質的なキャンプ初日となった日曜日。Stephen Strasburgが初のブルペンセッションを行いました。150人を超えるファン、報道陣、Stan Kasten球団社長以下のフロント・首脳陣が見つめる中、約9分間で、37球を投げました。フォーシーム・ファストボール、ツーシーム・ファストボール(シンカー)、スライダー、チェンジアップまで投げました。心配されていた故障は、全く問題ないとのことで安心。

 受けたのは、こちらもトッププロスペクトのDerek Norris。昨秋のInstructional Leagueでも受けていたそうです。Strasburgの球を受け終えてのNorrisのコメントです。「ファストボールはいい動きだった。驚いたのはツーシーム。すごかったよ。まるで左投手のスライダーみたいだった。彼の持ち球は全て武器になると思う。去年の10月と比較してみると、ツーシームが一番良くなっていたかな。」

 終った後の本人のコメントはZuckermanの記事によれば"Short and sweet"というものでした。まずは成功のキャンプ初日だったのではないでしょうか。 

 ところで、Strasburgの開幕ローテーションの可能性についてRiggleman監督がネガティブな発言をしていました。「どこで開幕を迎えるかはどんな投球をするかしだいであり、開幕ローテーションの可能性も否定はしないが、育成プロセスを経ることは重要だと思う」。どうやら、開幕はマイナーとなりそうですね。あまり報道を加熱させない意味でも、いいタイミングでの発言だったと思います。

2010年2月21日日曜日

’10 Top 11 Free Agents (Yahoo! Jeff Passan)

 いよいよFA選手と全球団の交渉が解禁となりました。今年もYahoo!のJeff PassanによるFAランキング(元記事はこちら)をベースに注目選手を追いかけていきます。去年(こちら)に比べると、うーん、全体に小粒感が否めませんねぇ。Chapmanの扱いは意見が分かれるところでしょう。個人的にはここまで高く評価はできない(WBCでの日本戦を見た人は同じ感想でしょう)ので、今年はTop11にしておきます。なお、名前の後の(A)はType AのFAで年俸調停の申入れを拒否したため獲得した球団は2010年のドラフト1位(又は2位)指名権を旧所属球団に譲渡することになることを示します。

1. Matt Holliday(A) OF →STL($120M/7Y+8年目オプション) STLと再契約。Pujolsとのコンビは強力。
2. John Lackey(A) RHP →BOS($82.5M/5Y) 昨年のNYYとBurnettの契約とほぼ同じ。
3. Jason Bay(A) OF →NYM($66M/4Y+5年目オプション) あまり行きたくなかったようでした。
4. Aroldis Chapman LHP→CIN ($30M/6Y)予想通り大型契約となりました。しかしレッズとは意外。
5. Chone Figgins(A) 3B→SEA ($36M/4Y+5年目オプション) 天使の不動のリードオフでしたが・・・。
6. Randy Wolf LHP →MIL ($29.75M/3Y+4年目オプション)調停申請されなかったことで価値上昇。
7. Rich Harden RHP →TEX ($7.5M/1Y+2年目オプション)故障さえしなければという典型。
8. Erik Bedard LHP→SEA ($1.5M/1Y+最高$6Mのインセンティブ+2年目相互オプション)再契約。
9. Andy Pettitte LHP →NYY ($11.75M/1Y) 予想通り出戻り。
10. Adrian Beltre 3B →BOS($10M/1Y+2年目選手側オプション) 割と小さくまとまりました。
11. Rafael Soriano(A) RHP→TB(trade) ATLからの調停申請を受け入れ、その後トレード。

 以下、主な日本人選手、個人的に注目の選手(一部恐いもの見たさあり)、そして昨季ナショナルズに所属した選手(*)。ナショナルズに入団することになった選手は随時追加していきます。

12. Mark DeRosa UT →SF($12M/2Y) 35歳ですが、さすがスーパーユーティリティ。
17. Ben Sheets →OAK ($10M/1Y) しかもインセンティブ付。全休明けとは思えない。
20. Mike Gonzalez(A) LHP→BAL($12M/2Y) 思い切って行きましたね。
22. Nick Johnson* 1B →NYY ($5.75M/1Y) TeixeiraがいるのでDH専属。松井の後釜。
24. Jose Valverde(A) RHP →DET ($14M/2Y)
25. Billy Wagner(A) LHP →ATL($7M/1Y+2年目option) 通算385SV。クローザー復帰。
26. Marco Scutaro(A) SS →BOS($12.5M/2Y+3年目option) 昨季はまぐれではないのか?
28. Johnny Damon OF→DET($8M/1Y) ST直前になてようやく決まりました・・
31. Vladimir Guerrero DH→TEX ($5.5M/1Y+2年目相互オプション)
32. 松井秀喜 DH →LAA($6.5M/1Y) 1年契約か・・・守備もあきらめたか・・・ちょっと残念。
34. Orlando Hudson 2B→MIN($5M/1Y) $9Mを希望して2月まで粘りましたが、結局こんな契約に。
39. Pedro Martinez RHP
42. Jason Marquis RHP →WAS ($15M/2Y) ローテの柱、若手のメンターとして期待。
44. Rafael Betancourt(A) RHP→COL 調停申請を受け入れて残留。
46. 五十嵐亮太 RHP →NYM($3M/2Y) よりによって日本人選手とは相性良くないメッツか。
50. Jim Thome DH →MIN ($1.5M/1Y) 前年の1/10ほど。住民税が心配?
55. John Smoltz RHP
59. Carl Pavano RHP→MIN 調停申請を受け入れて残留(ツインズには誤算?)
63. Ronnie Belliard* 2B →LAD($0.825M/1Y) 再契約。しかし安いな。
64. 斎藤隆 RHP →ATL($3.2M/1Y) WagnerとともにBOSから移籍。
67. Rick Ankiel OF →KC ($9.25M/2Y) 2年目は相互オプションなので実質この契約。
69. Randy Johnson LHP →引退(通算303勝)
75. Randy Winn OF →NYY ($2M/1Y) 密かに戦力になりそうで、嫌だな。
83. Adam Kennedy →WAS($1.25M/1Y+2年目$2Mのオプション) かなり好印象。
86. Rocco Baldelli OF →引退。レイズのフロント入りしました。
88. Pudge Rodriguez C →WAS ($6M/2Y) 12月上旬と早い契約。おそらく控え捕手。
95. Andrew Jones OF →CHW ($0.5M/1Y) まだ32歳とは信じられない衰えだなあ。
96. Nomar Garciaparra UT →引退。レッドソックスとマイナー契約を結び、その日、引退を発表。
99. Omar Vizquel UT →CHW($1.375M/1Y) 42歳。現役1位の出場試合数。
108. 高橋尚成 LHP →NYM (minor) 妥当なところじゃないか、と言ったらファンは怒ります?
109. Austin Kearns* OF →CLE (minor)
118. Shawn Hill RHP →TOR (minor) 仕事があってよかったね!
119. Joe Beimel* LHP
NR. Josh Bard* C →SEA (minor)
NR. Livan Hernandez* RHP
NR. Ron Villone* RHP →WAS(minor)
NR. Saul Rivera* RHP→CLE (minor)
NR. Tyler Walker RHP→WAS ($0.65M/1Y)

******************
以下、年俸調停対象で、12月12日までにNon-Tenderとされ、FAとなった選手。

Mike MacDougal*→FLA (minor) 
Scott Olsen* →WAS ($1M/1Y)Non-Tenderの翌日再契約。先発数のインセンティブ付。
Ryan Langerhans*
Matt Capps →WAS ($3.5M/1Y) PITからNon-Tender。クローザーの座を争います。
Jose Arredondo →CIN (minor)
Tim Redding →COL(minor)
Chien-Ming Wang →WAS($2M/1Y) 故障上がり。早くて5月のメジャー復帰。
Kelly Johnson →ARI ($2.35M/1Y)
Garrett Atkins →BAL($4.5M/1Y+2年目オプション)

2010年2月20日土曜日

2010 Spring Training Outlook 4 (1B/3B)

 続いて、ほぼ鉄板のポジションである1, 3塁。

[1B]

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Adam Dunn

Adam Dunn

Mike Morse

Mike Morse

Dmitri Young

Dmitri Young

Josh Whitesell


[3B]

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Ryan Zimmerman

Ryan Zimmerman


 1塁Adam Dunn、3塁Ryan Zimmermanのレギュラー2人は確定。故障さえなければ、2人ともほとんど控えを必要としないタイプの選手なので、25人ロースター編成上はかなり楽です(優勝を狙うようなチームであればファーストの守備固めが必要ですが、現状では不問)。調整に関してもほとんど心配はしていません。昨年の今頃はまだZimmermanとの長期契約がどうなるか、という心配をしていたんですね(こちら)。1年でずいぶん状況が変わりました(笑)。

 控え候補の筆頭はMike Morse。昨季はAAAで十分な結果(.322/.383/.511)を残し、メジャーでも少ない機会ながらパンチ力のあるところを見せていました(.250/.291/.481)。40人ロースターに入っている上にオプションが切れています。昨季のプレーを見ていたファンとしてはなんとなく応援したくなる選手でもあるので、是非生き残って欲しいところです。ただ、レギュラー2人に休養を与えるとしても、1塁はJosh Willinghamを、3塁は新加入のAdam Kennedy(昨季はアスレティックスで主に3塁手としてプレー)を使えば済みますので、スプリングトレーニングで結果を残せなければカットされる可能性もありそうです。マイナー契約のJosh WhitesellEric Bruntlettが割り込むのは至難の業でしょう。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Adam Dunn (1B)
Ryan Zimmerman(3B)
Mike Morse

2010年2月19日金曜日

"1000"

 この投稿が1000件目の記事となりました。
 
 ブログをはじめて丸2年での到達。早いのか遅いのか。

 球団にとっても、当ブログにとっても、大きな転機となりそうな今季

 これまでのようにナショナルズを追いかけていきたいと思います。

 今後とも、皆様、よろしくお願いします。

Detwilerが3か月の離脱!

 痛いニュースが入ってきました。Ross Detwilerが3か月間、離脱することとなってしまいました。先月、フロリダ州でのトレーニング中に痛め、15日の月曜日に股関節周辺の手術。投球練習の再開まで6週間、本格復帰までは3か月を要するとのことです。ローテーション投手として飛躍の年になると期待していただけに、残念。故障箇所が肩やひじでなかったことは不幸中の幸いですが、それにしてもスプリングトレーニング開始直前にがっかりのニュースが入ってきました。

2010 Spring Training Outlook 3 (C)

 次はキャッチャー。 

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Jesus Flores

Jesus Flores

Wil Nieves

Wil Nieves

Josh Bard

Josh Bard

Jamie Burke

Jamie Burke

Jamie Burke

Ivan Rodriguez

Ivan Rodriguez

Derek Norris


 一番の注目点はJesus Floresの回復具合。右肩の故障で手術を受け、スプリングトレーニングの開始には間に合わないと言われています。どのタイミングで練習を開始できるのか?再発はないか?開幕に間に合うのか?以下のようなオフの補強を見ると、フロントとしては無理に開幕に間に合わせるつもりはないようですが、開幕後であってもいつ頃の復帰が見込まれるかが、チームの今季を占う上で、大きなポイントとなります。

 Ivan (Pudge) Rodriguezとの2年契約は、チームにとってのこのオフの補強の目玉の1つでした。年俸300万ドルという金額から言っても、それなりの出場機会は与えるつもりで契約したようですから、おそらく開幕マスクはIvanでしょう。年齢が高いので健康面に多少の不安があり、特に打撃の衰えは心配です。守備は依然として水準以上と見込まれ、投手陣を含め、チームメイトに与える影響でもポジティブな期待があります。

 開幕の控えは万年ナンバー3捕手のWil Nievesでしょう。年俸調停権を取得したこととPudgeとの契約から、non-tenderされると見られていましたが、結果的にはチームから契約をオファーされて再契約。チームとしてはそれなりに使っていくつもりと思われます。Floresが復帰すれば自動的に出場機会を失うはずですが、一昨年、昨年とメジャーの捕手が相次いて故障したことにより、予想外の出場機会を得てきました。今季はどうでしょうか(Nievesの出場機会が少ないほうがチームとしてはいい状態なわけですが)。

 トップ・プロスペクトのDerek Norrisがメジャーのスプリングトレーニングに参加します。まだシングルAでしかプレーしたことはないので、ちょっと経験させてみるという程度の参加と見られます。今後期待通りに成長してくれそうかどうかを占う意味でも、試合への出場機会はあまりないと思いますが、要チェックです。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Ivan Rodriguez
Wil Nieves

年俸調停関連

2月19日追記 
 Brian Bruney、Sean Burnettの2人とは事前に合意することはできず、調停に至り、両方とも球団側の勝利に終わりました。

Bruney $1.5M
Burnett $775K

 球団が勝ったということを喜んでいいのかどうかは微妙です。ずっと言われていることですが、調停プロセスはひどいものだったようです。面と向かってチーム側から自分の欠点をあげつらわれるのですから、楽しいはずもありませんが、今回、調停で負けた直後のBruneyのラジオでの発言(こちらで読めます)からは、ひどいものだったことが特に伝わってきした。直接関係のない質問に答える時さえ恨み節が出ていますから、かなり引きずっているということでしょうね。ブルペンの主要戦力と期待しているBruney。マウンドでのパフォーマンスに影響がなければと心配になります。
 
 また、Burnettも調停結果が出る前のタイミングでのBill Ladsonからの質問に対して、"I learned a lesson. I don't want to deal with it again."と回答しています。

 なぜかナショナルズのフロントは調停に行くことを躊躇わない傾向がありますが、改めて、避けるべきだとの思いを強くしました。

*****************
1月20日追記
 Josh Willingham、Jason Bergmann、Jesus Flores、Wil Nievesの4選手と1年契約で合意。

Willingham $4.6M
Bergmann $750K
Flores $750K
Nieves $700K

 Willinghamは昨季はヒアリング直前に合意しましたが、今季は早かった。Floresも代理人がScott Borasなので手間取るかと危惧していましたが、杞憂に終わりました。ここまではフロントがんばっています。

 残るはBrian BruneyとSean Burnettの2人。19日に相互の希望額を交換し合いました。Bruneyが185万ドルを希望しているのに対して球団提示は150万ドル、Burnettについては選手側92.5万ドルに対して球団提示77.5万ドルとなっています。ヒアリングまでにはまだ時間があります。合意してくれることを期待します。

***************
1月18日オリジナル(1月20日に修正)
 1月15日(金)に、権利を持つ選手から年俸調停申請が行われました。巷ではTim Lincecumが年俸調停初年度の史上最高額を上回るのではないかと騒がれていますが、ナショナルズでは以下の6選手が申請しました。ヒアリングに突入する前になんとか契約合意してほしいところです。

 がんばれ、フロント!

RP Jason Bergmann
3.064 ($439K)
RP Brian Bruney 4.164 ($1.25M)
RP Sean Burnett 3.085 ($408.5K)
C Jesus Flores 2.158 ($411.5K)
C Wil Nieves 3.092 ($445K)
OF Josh Willingham 4.123 ($2.95M)
(カッコ内はMLB在籍年数。カッコ内は2009年の年俸)

2010年2月18日木曜日

Stephen Strasburg時代の幕開け(ワシントン・ポスト紙の記事)

 2月16日付のワシントン・ポスト紙に、Dave Sheinin記者がナショナルズのスプリングトレーニング地であるフロリダ州Viera発の記事を書いていました。”Stephen Strasburg era begins for Washington Nationals”というタイトルの通り、スプリングトレーニングを前にキャンプ地で活動を開始したStrasburgを中心とした記事です。なかなか面白かったので、(いつものように)ポイントだけ紹介しておきます。(原文はこちら) 

[月曜日朝のセッションについて]
・ 月曜日(15日)の朝、非公式のワークアウトで、白のTシャツ、グレーのパンツ、黒のナイキのスパイクを身につけ(靴下なし)、ブルペン入り。
・ 見ていたRyan Zimmermanのコメント。「ただ、見てみたかったんだ。これまで彼が投げるところを見たことがなかったからね。」
・ 背番号は37。
・ 月曜日朝の本人のコメント。「楽しみだよ。新しい旅の始まりだ。」

[結婚について]
・ 1月9日、大学時代からの彼女Rachelle Lackeyと結婚(結婚式はサンディエゴ郊外のワイナリーで開かれた)。人生で初めてサンディエゴ以外の場所で生活することになった。
・ 妻Rachelleについてのコメント。ここは英語のままで(笑)。"We're great together, and we're really excited to start our new life together. I need her by my side as much as she needs me."
・ 新婚旅行はハワイ・カウアイ島へ。ただし、グローブは持参し、1日おきにカウアイ高校で投球練習。受けていた捕手は、事前にScott Borasが用意した地元の高校生Lanan Rice-Kashima(日系人でしょうね)。最初の日は2人だけだったが、噂はどんどん広まり最終日には何十人もの観衆が集まってサインをねだられることとなった。

[アリゾナ秋季リーグについて]
・ アリゾナ秋季リーグ(AFL)では、5登板のうち4試合は好投し1試合では打ち込まれたが、ナショナルズからPhoenix Desert Dogsに派遣されていたPaul Menhart投手コーチは、打たれた試合が最も重要だったと言う。「彼は、他の全ての試合からよりも、あの登板から多くを学んだ。」
・ イニング途中で降板させられたStrasburgは、Menhartがアイシングを受けに行くようにと言うまで、1人でベンチに座って考え込んでいた。隣に座ったMenhartに対して、さらにしばらく沈黙した後、ゆっくりと、しかし決然と「こんなことはもう二度とない」と言った。
・ それは、二度と打ち込まれない、という意味ではなかった。Menhartによると「彼は、打たれ方について言っていた。ストレートを投げてホームランされた後、逃げて、ストレートを投げなかったことを言っていた。2人で座って、しばらく話をした。彼がだいたいしゃべっていたな。そして、その後、彼は支配的な投球をすることになった。」
・ AFLのオールスターを欠場することになった寝違えについて、Menhartは、枕の数を多くしないようにと指示した。
・ AFLチャンピオンシップの前日の膝の故障について、本人は「100%」と言っている。Menhartのコメント。「『2回音がした』と聞いたときは恐ろしかったよ。だけど、前にも一度同じことがあったし、大丈夫だと言うのを聞いてほっとした。」
・ ナショナルズ内外の関係者の多くは、StrasburgはPotomac(A+)で開幕を迎えると予想している。Harrisburg(AA)やSyracuse(AAA)よりも気候が温暖で、Menhartが投手コーチであることが根拠。
・ Potomacで5試合に先発し、Harrisburgで更に5試合に投げると、6月までにメジャーに昇格することになる。そうすることで、FAになるタイミングを2016年シーズン終了後に遅らせることができる。それくらいは、記録的な投資を行った球団として正当化できるだろう。

[メディアへの露出について]
・ これまでのところ、球団のマーケティングにStrasburgはほとんど登場しない。看板もないし、メディアガイドの表紙にもなっていない。
・ Stan Kasten球団社長のコメント。「持っている資産は何でもマーケティングに使うのがビジネスだが、彼の成長を妨げないために、露出しすぎ(overexposure)とのバランスを考えている。」

2010 Spring Training Outlook 2 (RP)

 続いてブルペン。スプリングトレーニング直前になって、Doug SlatenをDFAしたり、Ron Villoneとマイナー契約したりと慌しい動きが続いていますが、現時点での戦力を確認しておきます。

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Mike MacDougal

Mike MacDougal

Jason Bergmann

Jason Bergmann

Tyler Clippard

Tyler Clippard

Sean Burnett

Sean Burnett

Marco Estrada

Marco Estrada

Zack Segovia

Zack Segovia

Saul Rivera

Saul Rivera

Ron Villone

Ron Villone

Ron Villone

Victor Garate

Victor Garate

Victor Garate

Logan Kensing

Logan Kensing

Logan Kensing

Luis Atilano

Luis Atilano

Ryan Mattheus

Ryan Mattheus

Jesse English

Jesse English

Juan Jaime

Juan Jaime

Atahualpa Severino

Atahualpa Severino

Brian Bruney

Brian Bruney

Matt Capps

Matt Capps

Tyler Walker

Tyler Walker

Eddie Guardado

Joel Peralta

Ryan Speier

Drew Storen

 
 一番の楽しみは、クローザーの座をめぐる争い。候補は、ともに新加入のMatt CappsBrian Bruney。Cappsは昨季までパイレーツでクローザーを務めていたので経験は十分。ただ、昨季の不振を克服しているかどうか、見てみないと分かりません。一方のBruneyはヤンキースでは中継ぎばかりでしたが、本人の意欲は十分。実績がある分、スプリングトレーニングでの結果が同じくらいならCappsのほうに軍配が上がりそうですが、Bruneyがどれだけ食い下がれるでしょうか。

 中継ぎ陣では、昨季後半のナショナルズのブルペンで頑張っていたJason BergmannSean BurnettTyler Clippardの3人が、3人ともオプション切れであることに鑑みてもほぼ当確と見ていいでしょう。 この3人がしっかり投げられるかどうかで、チームの星勘定は大きく変わってくるでしょう。期待しています。

 昨季と同様にブルペン7人体制とすると、残りは2枠。1月にメジャー契約を結んだTyler Walkerとマイナー契約ながら大ベテランでクローザー経験もある左腕のEddie Guardadoがやや有利な立場との下馬評ですが、個人的には今さら感のあるGuardadoよりも、Victor Garateをはじめとする若手投手が割り込んでくる活躍を見せてくれることを期待しています(Logan Kensingだけは応援する気にはなりませんが)。 若くはありませんが(まもなく40歳)、昨季、ナショナルズで最多の63試合に登板し、若手に好影響を与えたと評価の高いRon Villoneでもいいかな。

 あるいは、先発投手として育成されてきたCollin BalesterCraig Stammen、はたまた故障上がりのMatt Chico、さらにはマイナー契約のMiguel BatistaChuck Jamesがロングリリーバーとしてブルペンに回る可能性もささやかれています。個人的には、本職のリリーフ投手が勝ち残ってくれることを望んでいます。Batistaだけは止めてほしい。

 ロースター候補として大穴なのが、昨年のドラフト1順目(全体10位)のDrew Storen。将来のクローザー候補と期待されていますが、スプリングトレーニングで初めて対戦するメジャーの打者相手にどこまで通用するのか。昨季はAAまで壁らしい壁にぶつからずに昇格しましたが、どうでしょうか。開幕メジャーかどうかはともかくとして、今季中にナショナルズのクローザーまで登りつめることができるかどうかを占う意味でも、実戦登板が注目されます。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Matt Capps (Closer)
Tyler Clippard
Sean Burnett
Brian Bruney
Jason Bergmann
Tyler Walker
Victor Garate

2010年2月17日水曜日

2010 Spring Training Outlook 1 (SP)

 このブログを開始してから3度目のスプリングトレーニングが近づいてきました。

 フロリダ州のVieraには既に多くの選手が集っており、Stephen Strasburgが投球練習を始めたという情報も入ってきましたが、ナショナルズのスプリングトレーニングは正式には現地金曜日から始まります。

 そこで、今年も、ポジションごとにスプリングトレーニングの見所を確認しておきたいと思います。

 初回は先発投手。先発投手争いから漏れた投手がロングリリーフに回る可能性もありますが、ひとまず昨季までの実績で主に先発投手として期待される選手を見ておきます。

End of Last Season

→OUT

→IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

John Lannan

John Lannan

Craig Stammen

Craig Stammen

Ross Detwiler

Ross Detwiler

J.D. Maritn

J. D. Martin

Garrett Mock

Garret Mock

Livan Hernandez

Livan Hernandez

Matt Chico

Matt Chico

Collin Balester

Collin Balester

Shairon Martis

Shairon Martis

Scott Olsen

Scott Olsen

Luis Atilano

Luis Atilano

Jordan Zimmermann

Jordan Zimmermann

Stephen Strasburg

Stephen Strasburg

Jason Marquis

Jason Marquis

Chien-Ming Wang

Chien-Ming Wang

Aaron Thompson

Chuck James

Miguel Batista

Shawn Estes


 何と言っても注目を集めるのは、Stephen Strasburgがメジャーリーガー相手にどんな投球を見せるかでしょう。アリゾナ秋季リーグで左ひざを負傷しましたが、その後の経過は良好で、既に投球練習を開始したとの報道が入っており、万全の状態で迎えられそうです。スプリングトレーニングでの結果がどうであっても、例の財政上の理由から開幕はマイナーが有力視されていますが(個人的にもそうして欲しいという気持ちがある一方で、新人王を狙って欲しいという気持ちもあり、制度がおかしい!と最近思い始めています)、首脳陣を悩ませるほどの投球を見せることができるでしょうか。とにかく、早く投げている姿が見たいぞ!

 まあ、とりあえずStrasburgは横に置いておくとして、開幕ローテーションに向けた競争を見ていきましょう。


 現時点でローテーション入りが約束されていると言っていいのは、昨季のエースJohn LannanとFAで加入したJason Marquisの2人だけでしょう。この2人のどちらが開幕投手を務めるかが、1つのポイントです(ちなみに、開幕戦は4月5日ホームでのフィリーズ戦、Roy Halladayとの投げ合いになります)。過去の実績、経験から言えばMarquisに軍配が上がりますが、過去2年ナショナルズを追いかけてきたファンとしては孤軍奮闘してきたLannanに任せたいところです。この2人、左右の違いはありますが、ともにゴロを打たせる投手という点で共通しており、シーズンを通じてLannanの更なる成長につながればと期待しています。

 既にFA市場にはローテーション入りが確実な投手いませんので、(トレードさえなければ)残りの先発3枠はかなりオープンな争いとなります。候補は数え切れないほどたくさんいます(笑)。40人ロースター選手ではLuis AtilanoMatt ChicoRoss DetwilerGarrett MockCollin BalesterShairon MartisScott OlsenCraig StammenJ.D. MaritnAaron Thompson、マイナー契約選手ではChuck JamesMiguel BatistaShawn Estes。(以上、アルファベット順)
 
 現時点で有力と言われているのがOlsenとStammenの2人。特にStammenはLannanの右版という感じで期待しています。ただ、2人とも故障で昨季は途中で離脱しているだけに、どこまで回復しているかがまず注目されるところです。Olsenは故障箇所が左肩なだけに心配は大。故障上がりという意味では、TJ手術で昨季は登板なしに終わったChico、肩の手術でやはり昨季は登板なしのJamesもどんな球を投げるのか、というところから見てみないと分かりません。なお、Chicoはオプションも切れているので、結果を残し、ローテーション入りを果たせなければ退団ということにもなりかねません。

 昨季終盤の好投で期待が高いのが、DetwilerとMockの2人。特にDetwilerは昨年9月の投球内容なら十分ローテーションでやっていけると思います。大卒のドラフト1位で入団して4年目ということも考えると、思い切って使う時期が来ているのではないでしょうか。Mockはいい球を持ってるんだけどなあ。球威だけなら(Strasburg以外では)一番なのに安定しない、もったいない投手です。

 昨季メジャーで先発した経験のあるBalester、Martis、Maritnの3人ですが、かなり好投しない限り開幕メジャーは難しいと思われます。ただ、昨季も同じような立場から素晴らしいスプリングトレーニングを迎えたMartisが、文句の付けようのないスプリングトレーニングを過ごして開幕ローテーションを勝ち取りましたので、今季も分かりません。 また、マイナースタートになったとしても、虎視眈々とチャンスをうかがえるようなスプリングトレーニングを過ごして欲しいところです。

 EstesとBatista、特にBatistaは一部に期待感もあるようですが、個人的には開幕25人ロースターに入っていれば、チーム状態が悪いということだと思っています。若い投手がそろって期待通りの投球ができなかった場合の保険という位置づけでしょう。ベテラン選手に対して申し訳ありませんが、応援するわけにはいきません。

 なお、王建民の入団会見がまさにスプリングトレーニング開始の金曜日に予定されていますが、リハビリに専念するスプリングトレーニングになりそうです。

 このオフは、始まって早々にMarquisを獲得しましたが、その後はローテーションで計算できる投手を獲得することはありませんでした。あと1人、Marquis級の投手を獲得しておきたかったというのが本音です。上で、3枠を巡って「候補は数え切れないほどたくさんいます(笑)」と書きましたが、笑いごとではなく、この事実がチームの投手力の弱さを象徴しています。まだ、トレードの可能性はありますが、このままの戦力で開幕を迎えるとすれば、StammenやDetwilerの成長にチームの浮沈がかかっていると言っても過言ではないでしょう。応援していますよ!

開幕ロースター予想(希望的観測):
John Lannan
Jason Marquis
Craig Stammen
Ross Detwiler
Scott Olsen
Garret Mock


スプリングトレーニング直前に股関節の手術によりDetwilerが離脱。Mockを追加しました。

2010年2月16日火曜日

王建民と契約(1年200万ドル+インセンティブ)


 先週から噂になっていた王建民投手と契約合意に至りました。1年200万ドル+最高100万ドルのインセンティブという内容の模様です。 (インセンティブの額間違えてました。2/20訂正)

Chien-Ming Wang (2009 Season for NYY)
12G(1-6) 42.0IP 29K 19BB 9.64/2.02

 台湾の英雄。2006、2007年と2年連続で19勝を記録し、ヤンキースの事実上のエースとして君臨(2006年は最多勝に加えて、サイ・ヤング賞投票でも2位)。コントロールのいい高速シンカーを武器にひたすらにゴロを打たせる投球は圧巻でした。しかし、2008年のインターリーグの試合で走塁の際に右ひざを故障したのを皮切りに、過去2シーズンは故障続きで結果を残せず。昨季は開幕から右肩痛に悩まされ、7月4日の登板を最後にDL入り。その後、右肩の内視鏡手術を受けシーズン終了。ヤンキースのワールドシリーズ制覇も観戦となりました。年俸調停の2年目でしたがヤンキースから年俸提示を受けることなく(non-tender)FAとなり、このたびのナショナルズ入りとなりました。

 ナショナルズのチーム構想にどう関わってくるのか?まず、復帰は早くても5月、現実的には夏と言われていますので、スプリングトレーニングでのローテーション争いには関与しません。夏前となるとStephen Strasburgのメジャーデビューの時期と重なることにもなりますが、誰をローテーションから外すのでしょうか?まあ、健康面でのリスクが大きいので、今からそこまで心配しても仕方ないのですが(苦笑)。むしろ、2011年も年俸調停の最終年としてナショナルズが保有権を有していますので、今季後半にしっかり復帰し、来季の戦力になってくれることを期待すべきかもしれません。Strasburg-Wang-Zimmermann-Lannan-Marquisというローテーションが実現すれば、かなり面白いでしょ? 

 故障リスク、特に右肩という故障個所を考えると、ギャンブル的な要素が強い契約ですが、200万ドルという基本給は妥当なところと思いますし、いい契約だと思います。まずは、健康面での回復を心から願います。

 なお、40人ロースターから誰を外すのかは不明です。
→2/20 正式に契約。40人ロースターの枠は、Jordan Zimmermannを60日DLに移すことで対応。

オプション切れ選手一覧(by MLB Trade Rumors.com)

 昨年もこんな記事を書きましたが、1年経っても相変わらずよく分からないオプション制度。今季は、MLB Trade Rumores.comというお世話になっているサイトがまとめてくれていました(他球団も含めた一覧はこちら)。ありがたや、ありがたや。

 ナショナルズの選手は9人。

Jason Bergmann
Brian Bruney
Sean Burnett
Matt Chico
Tyler Clippard
Doug Slaten
Tyler Walker
Mike Morse
Josh Willingham


 Bergmann、Bruney、Burnett、Clippard、Walker、Willinghamの6人は昨季までの実績などから判断すると、余程のことがなければ当確でしょう。

 難しいのは残りの3人。Morseは1塁の控えの最有力候補であり、Slatenはレフティ・スペシャリストとして有効な投手と見込まれますが、代替可能な戦力と見なされないためには、スプリングトレーニングで結果を残さなければなりません。故障明けのChicoに至っては、そもそも回復状況を見るところから始まりますので、更に厳しい立場と思われます。ロングリリーフとしてでも生き残れるかどうか・・・。

→2/17 Adam Kennedyとの契約のためにDoug SlatenがDFAされました。ウェイバーで獲得する球団はなくSyracuse(AAA)にoutrightとなったため、引き続きナショナルズ球団には所属します。

2010年2月9日火曜日

Mark Zuchermanをスプリングトレーニングへ!

 Mark Zuckermanというスポーツライターのブログがこの2月から始まり、私も連絡して許可を得て、先日、リンクを張ったところですが、そのZuckermanがナショナルズのスプリングトレーニングを取材するための費用のカンパを募っています。

 どうしてカンパなんて募っているのか?と疑問に思われるかもしれませんが、実はZuckermanは現在無職なのです。2001年からWashington Times紙の記者としてナショナルズのビートライターを務めてきたのですが、昨年末にWashington Times紙が新聞不況の影響から経営不振に陥り、スポーツ面を全廃。Zuckermanを含むスポーツ担当記者を解雇してしまったのです。その後、しばらく音沙汰がなく、どうしたのかなと思っていたところ、先日のブログでの復帰、そして今回のカンパのお願いとなりました。

 目標は6週間の滞在費用として5000ドル。意見の分かれるところかもしれませんが、1日あたり100ドルちょっとという額であり、決して多くはないと思います。置かれている境遇を思い、そして何よりZuckermanのスプリングトレーニングの記事を読みたい、との思いから、20ドルばかりですが、カンパしてきました。

 日本的な感覚からするとややセンシティブなので、読んでくださっている方への協力は、あえて依頼しませんが、リンクは紹介させていただきます。
 
http://natsinsider.blogspot.com/2010/02/send-mark-to-spring-training_07.html(当初の依頼) http://natsinsider.blogspot.com/2010/02/heartfelt-thank-you.html(半分を超えたところでのお礼)

 ちなみに、ナショナルズ応援ブログ・サイトのみならず、Fangraphsなどでも紹介されています。

2010年2月5日金曜日

Adam Kennedyと1年契約(+2年目オプション)


 Orlando Hudsonとツインズとの契約合意が明らかになるや否や、ナショナルズもAdam Kennedyと契約合意に至りました。早かった。

Adam Kennedy (2009 Season for OAK)
129G 586PA 65R 11HR 63RBI 45BB 86K .289/.348/.410 20SB


 Kennedyは34歳になるベテラン内野手。ショート以外を守れ、セカンドの守備力は平均以上と言われています。打撃のほうはコンタクト重視の下位打線の打者とされていましたが、昨季は好調で主に1,2番を打っていました。昨季の打撃成績は出来過ぎだと思いますが、283/.357/.417だったOrlando Hudsonと比べても遜色ありません。これまでのキャリアのハイライトは、エンゼルス時代の2002年ALCS第5戦。3勝1敗とツインズに対して王手をかけて迎えたこの試合で、なんと3本塁打5打点の大暴れでリーグ優勝に貢献。シリーズMVPを獲得しました。ワールドシリーズもジャイアンツを破り、チャンピオンリングを手にしています。

 これでセカンドにKennedyが入り、Guzmanはショート戻ることが基本となりますが、Desmondにもチャンスを与えて欲しいところ。ベストシナリオは、Desmondが文句の付けようのないスプリングトレーニングを過ごしてショートの座を奪い、KennedyとGuzmanがセカンドの出場機会を分け合うというものですが、果たして。シーズン中のDesmondの昇格という可能性も見据えると、スプリングトレーニングでGuzmanにセカンド守備の練習をさせるかどうかが1つの注目点となりそうです。
*******************
 契約内容が判明。1年目$1.25M。2年目に$2Mのオプション付き。とてもいい印象を受けます。2011年の開幕に向けてのベストシナリオは、Iand DesmondとDanny Espinosaがセカンド・ショートのレギュラー(どちらがどちらでもいい)に育っていることですが、仮にそのシナリオが崩れた時の保険として、この金額でKennedyを雇えることになります。

Orlando Hudsonはツインズへ、先発投手の噂

 長い間ナショナルズが交渉を続けてきたOrlando Hudson二塁手が、ツインズと1年500万ドルで契約合意に至りました。

 昨オフにFAとなり高額契約を狙いましたが、折からの景気後退により思うような契約が得られず、2月後半になって不本意な契約でドジャーズ入り。基本契約は300万ドル強でしたが、インセンティブをほぼ満たす活躍を見せ最終的には700万ドルを超える年俸を得て、捲土重来とばかりにこのオフは再び強気の交渉姿勢で、900万ドルを求めていました。しかし、これに応える球団はなかなか現れず、ナショナルズの300万ドル程度がベストオファーという状態が続きました。交渉の末、ナショナルズも400万ドルまでは提示金額を積み増したようですが、ここにきてツインズが500万ドルを提示して合意に至りました。ちなみに、仮にType AのFAとなっても球団は年俸調停は申し入れないとの条項が入っているそうです。来オフのFAマーケットで3度目の挑戦をするつもりのようです。

 最後にさらわれたという形ですが、「別にいいんじゃないの」という感想です。これまでも書いてきましたが、個人的には、守備面も含めあまり良い選手とは見ていませんでしたから。金銭面でこれだけもめて、買い叩かれたという印象を持って入団してきてもらっては、チームの雰囲気を悪くするおそれもあります。また、一部報道では、クラブハウスでの態度を少なくともJoe Torre(ドジャーズ)監督からはよく思われていなかったそうです。ツインズでのご活躍をお祈りします。

 さて、二遊間の現有戦力は、レギュラーがGuzman-Desmond、控えがAlberto Gonzalezという体制です。FA選手の中ではAdam Kennedyという選択肢が残っており、ナショナルズもコンタクトしています。是非Kennedyと契約して、スプリングトレーニングでDesmondと競わせることを期待します。→そう書いているうちに、Adam Kennedyと合意、のニュースが入ってきました。

 その他の情報としては、Kris Benson王健民Noah Lowryという先発投手に興味を持っているという話があります。BensonはMiguel Batistaと同じで、ロースター入りすることになればむしろ悲しむべき。一方、復帰は早くて5月と言われていますが、王健民は面白いかも。Lowryも、故障の具合を確認する必要はありますが、まだ若いのでそれなりの期待感を持たせてくれます。ただ、先発投手はもう補強しないかもしれないという趣旨の発言をRizzo GMがしていましたので、噂だけで終わる可能性も高いと思います。

2010年2月4日木曜日

Fangraphs: 2010 Nationals Top 10 Prospects

 Fangraphsのプロスペクトランキングが公表されました。元記事はこちら。最大の特徴はDrew Storenがランクインしていないこと。ブルペン投手には厳しいのかな。Strasburgの開幕はAAと予想しています。

1. Stephen Strasburg, RHP
2. Derek Norris, C
3. Ian Desmond, SS
4. Danny Espinosa, SS
5. Chris Marrero, 1B
6. Michael Burgess, OF
7. Bradley Meyers, RHP
8. Aaron Thompson, LHP
9. Destin Hood, OF
10. Eury Perez, OF

2010年2月2日火曜日

BAのプロスペクトチャット

 BAでプロスペクトに関する長いチャットが行われました。ナショナルズの選手ではStephen Straburg、Jeffrey KobernusDerek NorrisDestin Hoodに言及がありました。Bryce Harper関連と合わせ、興味深いコメントを要約しておきます。元記事はこちら

Jim Callis氏
・ Strasburgは過大評価されているとは思わない。
・ (Tommy HansonかStrasburgのどちらを選ぶかと問われて)Strasburg。
・ Bryce Harperは、現時点では全体1位と決める付けることはできない。 他の大学生で全体1位候補は、Anthony Rendon(3B, ライス大)、Gerrit Cole(RHP, UCLA)、Taylor Jungmann(RHP, テキサス大)。

Conor Glassey氏のコメント
・ 本当のエースになれる投手のプロスペクトは、多分StrasburgとNeftali Felizだけだろう。

John Manuel氏
・ ナショナルズは、MLBに所有されていた時代、さらに酷かったJim Bowden(前GM)時代が終わり、ようやくトンネルの出口が見えてきた。
・ 07年のドラフトはいいドラフトに思えたが、07年組はこれまでのところ伸びてきていない。ほとんどスタートラインに立ったままだ。
・ Jeffrey Kobernusは運動能力に優れた内野手。うまく行けば、Bill Muellerのような選手になる可能性がある。首位打者(Muellerは03年のア・リーグ首位打者)といっているわけではなく、ラインドライブの打てる、パワーよりコンタクト重視の打者ということだ。今もプレーしている選手であれば、Orlando Hudsonということになろうか。

Jim Shonerd氏
・ Derek Norrisは高校3年になって捕手を始めたので、まだ経験が少なく、捕球は荒い。しかし、打撃は素晴らしく、中軸を打てる打者になる可能性もある。
・ Destin Hoodについては、ナショナルズは契約したときからそれなりにリスクがあることを承知していたはず。身体的なツールはあるが、まだアプローチを学んでいるところ。今季はSouth Atlantic Leagueで年長の選手たちと戦うことになるので、もしリーグを支配するようなことがあれば驚きだが、自分の力で株を上げることもできる。