2010年8月31日火曜日

Potomac Nationals観戦してきました

 先週の日曜日のことになりますが、Potomac Nationals(A+)を観戦してきました。


 車で40分くらい走ったところなのですが、まあ、たまたま近くまで行ったので2時間くらい寄ったというのが正しい表現になります。試合で言えば2回から7回までだけの観戦でしたが、それでも、初めて見るマイナーリーグの球場、のどかな雰囲気、スタンドから選手までの距離の近さ、なかなかに新鮮な体験でした。



 この試合(BOX)、期せずしてですが、キューバからの亡命投手Yuneski Maya(そういえばタイミングを失して当ブログでは記事を書いていませんでしたが・・・)の登板。


 スタンドにはWBCの袖ロゴ入りのキューバ代表ジャージを来たおじさんもいました。残念ながら4回に突如つかまり、ぼこぼこに打たれるところを見てしまいましたが、どうも親指にまめができてしまっていたらしく、3回までをしっかり投げていたので問題なしということで、この1試合だけでSyracuse(AAA)に昇格(次の登板となったAAAでの初登板は5回途中まで2安打1失点)。

 Maya以外の注目選手としては、トッププロスペクトのDerek Norris。それに夏場になってRed HotのTyler Mooreが出場していました。



 NorrisはDHとしての出場で、三振したシーンしか見ることができませんでしたので、なんとも言いようがありません・・・。Mooreはセンター前にヒットを打っていました(下の写真)。


 ちなみに、入場料は大人8ドルでした(帰る頃には入場券のチェック係なんていなかったので、6回、7回くらいからは無料なんだと思います)。

 今度はちゃんと試合開始前に行って選手にサインしてもらおうっと。

2010年8月29日日曜日

2010ドラフト契約結果

 いまさら感もありますが、2010年ドラフト指名選手の契約成否をまとめておきます。結果的には、故障が判明したため契約しなかった14順目指名のSmallingを除けば、26順目までの選手と全員契約にこぎつけました。

 高校生は最終日に破格の契約金で合意した4順目のA. J. Coleと12順目のRobbie Rayの2人だけで、後はJunior Collegeを含む大学生と合意、というかなり特色の明らかなドラフトでした。

 とりあえず8月末時点で目立つ成績を残しているのは、15順目のDavid Freitas、29順目のRick Hughes、32順目のRandolph Oduberといったところ。上位指名選手の中では、3順目のHagueだけが早くからマイナーでプレーしましたが、ロケットスタートとは行っていません。まあ、まだ評価を下すことはできませんが。

1. Bryce Harper, OF College of Southern Nevada
2. Sammy Solis, LHP San Diego
3. Rick Hague , SS Rice
4. A. J. Cole, RHP Oviedo HS (FL)
5. Jason Martinson, SS Texas State
6. Cole Leonida, C Georgia Tech
7. Kevin Keyes, OF Texas
8. Matt Grace, LHP UCLA
9. Aaron Barrett, RHP Mississippi
10. Blake Kelso, SS Houston
11. Neil Holland, RHP Louisville
12. Robbie Ray, LHP Brentwood HS (TN)
13. Chris McKenzie, RHP San Jacinto JC
14. Tim Smalling, SS Virginia Tech
15. David Freitas, C Hawaii  
16. Mark Herrera, RHP San Jacinto JC
17. Tyler Hanks, RHP College of Southern Nevada
18. Justin Miller, SS Middle Tennessee State
19. Wade Moore, CF Catawba College
20. Chad Mozingo, OF Rice
21. Connor Rowe, OF/RHP Texas
22. Cameron Selik, RHP Kansas
23. Colin Bates, RHP North Carolina
24. Russell Moldenhauer, DH Texas
25. Christian Meza, LHP Santa Ana JC
26. Christopher Manno, LHP Duke
27. Sean Hoellscher, RHP Texas A&M-Corpus Christi
28. Joseph Rapp, RF Chipola JC
29. Rick Hughes, RF Marin CC
30. Timothy Kiene, 1B Avon Old Farms HS (CT)
31. Jeremy Mayo, C Texas Tech
32. Randolph Oduber, LF Western Oklahoma State
33. Ryan Sherriff, LHP Western Los Angeles JC
34. Rolando Botello, RHP John Jay HS (TX)
35. Robert Oliver, 1B Wabash Valley CC
36. Wander Nunez, RF Western Oklahoma State
37. Nicholas Serino, LHP Massachusetts-Amherst
38. Nick Lee, LHP Weatherford College
39. John Simms, RHP The Woodlands College Park HS (TX)
40. Alex Diaz, SS John A. Ferguson HS (FL)
41. Kevin Cahill, RHP Purdue
42. Taylor Stark, 2B NW Rankin HS (MS)
43. Corey Littrell, LHP Trinity HS (KY)
44. Bryce Hines, RHP Hanahan HS (SC)
45. Jeffrey Bouton, RF John T. Hoggard HS (NC)
46. Erick Fernandez, C Georgetown
47. David Jarreld, CF Goodpasture Christian HS (TN)
48. Brandon Miller, C NW Florida State JC
49. Dimetrius Hatcher, OF Patrick Henry CC
50. Harris Fanaroff, LHP Winston Churchill HS (MD)

Livan Hernandezと来季契約

 今季開幕からずっとローテーションを守り、事実上のエースとして投げているLivan Hernandezと来季の契約を結びました。今季はマイナー契約からスタートしましたが、予想外の好投。ここまで27試合に先発して、うち17試合で2失点以下という結果は来季契約に十分値するでしょう。

 1年契約で100万ドルに各種インセンティブが付いている模様です。

 優勝争いをするチームに必要かと言われれば疑問符のつくタイプの投手ですが、Strasburgがいない来季、先発ローテーションを守ってしっかりイニングを稼いでくれれば恩の字です。今季のような活躍をしてくれるとすれば、かなり格安感のある契約となります。仮にだめだめでも、この契約内容ならDFAすることも許容できます。とりあえず、最多投球回数、最多勝利数などいろいろ持っているナショナルズの球団記録を更新することになりそうです。

8/27-29 Cardinals 2W1L(カージナルス相手に勝ち越すとは!)

 初戦は別記事にしましたが、その後の3試合を2勝1敗。この4連戦をなんと3勝1敗と勝ち越してしまいました。失礼ながら、まさかという感じです。まだプレーオフ進出に向けて頑張っているカージナルスとしては計算違いでしょうね(笑)。

8/27 L(沈うつな試合)
Nationals 2-4 Cardinals Season 54-75 (L1)
Pitching: Olsen(L3-7), Batista, Clippard
Hitting: Desmond(3/5 double R), Morse(2/4 double triple BB)
HR: Harris(7)
 試合開始前にStrasburgのTJ手術が判明した日だけに、何とか勝って気分を変えてほしかったのですが、実際には沈うつな雰囲気が続くことになりました。初回に早速Pujorsにソロを打たれると、3回には2つのエラーが絡んで2失点。その後は1点しか取られませんでしたが、ナショナルズは拙攻に拙攻を重ね、積み上げたチーム残塁は14。終盤に2点を返し、結果的には2点差で敗れましたが、見た目以上にひどい試合でした。


8/28 W(大勝だけど素直に喜べない)
Nationals 14-5 Cardinals Season 55-75 (W1)
Pitching: Livan(W9-9), Burnett(H18), Peralta
Hitting: Dunn(2/3 double BB 2R 5RBI), Morse(4/4 2doubles 2R RBI), Pudge(2/4 R 2RBI), Bernadina(2/5 2R 2RBI), Zim(2/5 2R RBI), Kennedy(2/5 2R RBI)
HR: Dunn(32), Bernadina(10)
 16安打で14点、得点圏に走者を置いて11打数8安打と打線が機能し、大勝しました。しかし、どうも釈然としません。ようやく9勝目をあげたとはいえLivanは5失点だったこと、8回裏の6点は去年のチームメイトMike MacDougalをおそらく彼の処遇に影響するほど激しく打ち込んだ結果だったこと、などもありますが、なんと言っても8回裏のMorganのプレーが後味を悪くしました。そもそもこの試合8番に打順を下げられて腐っていたという話もありましたが、それでもセンター守備では好捕も見せていました。しかし、8回裏、送りバントをMacDougalが処理しきれず一塁セーフとなって出塁した後、Harrisのライトへの二塁打で一気にホームまで生還、のはずがホームベースにタッチしておらず、チームメイトに指摘されてホームベースにタッチしに行きましたが、その前にチームメイトと接触しており、その時点でアウトと宣告されてしまいました。問題は、アウトになったかどうかではなく、まったくホームベースに向かってではなく、(本塁に返球されてもおらず)ホームベースをブロックしてもいない相手捕手に向かってタックルしに行ったことです。全く不必要な危険なプレーであり、しかも1点をミスミス無駄にしてしまいました。なんというか、知性を感じません。ファンフォーラムでも、次第に下がってきていたMorganへの信頼が、このプレーでもはや地に落ちた、という雰囲気です。
MVP: Adam Dunn


8/29 W(Lannan快投に2打点の活躍)
Nationals 4-2 Cardinals Season 56-75 (W2)
Pitching: Lannan(W6-6), Storen(S3)
Hiting: Morse(2/4 2R 2RBI), Dunn(2/3 BB 2R), Bernadina(2/4 double), Lannan(1/3 double 2RBI)
HR: Morse(10)
 相手投手が今季既に17勝を記録しているAdam Wainwrightとあり苦戦が予想されましたが、2回に投手のLannanがレフトへ幸運な2点タイムリーを放つと、3回にはMichael Morseが2ラン本塁打。序盤でリードしたLannanが、今季最長の8回2死まで8安打を打たれながらも無四球で1失点の好投。これで8月頭に復帰した後だけで4勝目となりました。8回途中からはDrew Storen。9回1死から(またしても)Pedro Felizにソロを打たれはしましたが、しっかりセーブを記録しました。なお、MorganはRiggleman監督からのペナルティとしてこの試合は欠場となりました。
MVP: John Lannan

2010年8月28日土曜日

Tyler Moore(A+)が週間MVP(4度目)

 8月23日に発表されていましたが、Tyer Mooreが今季4度目、過去5週間で4度目の週間MVPを獲得しました。この1週間は、24打数11安打(.458/.552/1.125)、4本塁打、13打点。

 強烈です。

2010年8月27日金曜日

Strasburg 右肘じん帯断裂 TJ手術へ

 がっかりというか、なんというか。あれだけ慎重の上にも慎重を期して育成し、メジャー昇格後も厳格に管理して、一度たりとも無理させていません。それでも、やっぱりこうなるんですね。もはや苦笑いという感じです。
 21日の試合中に右腕を痛めてDL入りしていたStephen Strasburgでしたが、精密検査の結果、右肘のじん帯断裂で、TJ手術を受けることとなってしまいました。最短で12か月の離脱、ということは早くても来季の最終盤、あるいは2012年シーズンの復帰となります。

 とにかく、元通りの姿に戻れるのかどうか・・・。一ファンとしては祈ることしかできません。

8/26 W11x-10(13) Cardinals (J-Zimm復帰、Desmondのサヨナラ打)

Nationals 11x-10 Cardinals(13) Season 54-74 (W1)
Pitching: Zimmermann, Stammen, Peralta(H2), Clippard(H21), Storen(BS1), Burnett, Batista, Slaten(W4-1)
Hitting: Desmond(4/7 R 3RBI), Zim(2/6 BB 2R RBI), Bernadina(2/6 2R 2RBI), Pudge(2/5 BB R), Gonzalez(2/3 R), Harris(1/4 2BB 2RBI)
HR: Bernadina(9)

(なお、今週からようやくケーブルテレビが映るようになったので、いろいろやりながらですが、大体観戦していました。)

 いろんなことのあった試合でした。
 
 TJ手術から復活したJordan Zimmermannの今季初登板。2回に1点を取られたものの、球速も94マイル程度まで出ており、3回までは調子が良く見えました。しかし、Desmondの勝ち越し2点タイムリーなどで3-1と逆転してくれた直後の4回表、先頭のAlbert Pujorsに外高めのストレートをライトスタンドに持って行かれる(通算400号)と、さらに死球を挟んで4連打を浴び、この回4失点。結局4回7安打1四球5失点4奪三振という、残念な復帰戦となってしまいました。4回に入って90マイル前後に球速が落ちてきたところでつかまりました。マイナーでは調整登板ばかりでしたから、スタミナは戻っていないということでしょうか。

 今日の試合はそれだけでは終わりませんでした。5回から投げたStammenが2イニングを6人で抑えている間に、カージナルス先発のChris Carpenter(この人も2007年にTJを受けている)を相手に、5回にDunn、6回にMorse、Kennedyがそれぞれ犠牲フライを放って逆転に成功。7回裏にはHarrisが2点タイムリーを放ち、リードは3点となり、今日は勝てるだろうと思ってみていました。しかし、8回にセットアッパーとして登板したClippardが1点を失い(前半戦のような球の伸びがないので空振りが取れなくなっている)、5つのアウトを期待してクローザーのStorenを投入。この回は、見事に期待に応えましたが、9回に落とし穴が待っていました。

 9回、先頭のPedro Felizに対して変化球を2球続けて空振り2つで簡単に追い込んだところまでは完璧でした。次の投球。Pudge Rodriguezのミットは外のボール球を要求していました。追いかけてくれれば空振り三振、見逃されれば次に速球勝負する布石になるという意図ははっきりしていたはずでした。しかし、Storenの手を離れた球はストライクゾーンへ行ってしまい、おっつけて打った打球はライト前へのシングル。ここから歯車が狂い、シングル、ダブルと打たれて1点差。三振を1つ奪いましたが、Pujorsを敬遠して迎えた1死満塁でMatt Hollidayに死球を与えて同点に追いつかれてしまいました。代わったSean Burnettも勢いを止めることができずにRandy Winnに勝ち越し2点タイムリーを打たれ、この回だけで4失点(全てStorenの自責点)。Storenはメジャー初のセーブ失敗を記録してしまいました。

 しかし、まだ終わらないこの試合。2点を追いかける9回裏1死1塁、クローザーのRyan Franklinから、Roger Bernadinaがライトスタンドに飛び込む9号2ランを放ち同点。10-10のスコアで延長に突入すると、その後はこう着状態となり、迎えた延長13回裏。既にブルペン投手を使いきり、ブルペンではJohn Lannanが投球練習を開始している中で、1死1,3塁のチャンスを作ると、Ian Desmondがセカンドのグラブをはじくタイムリーを打って、サヨナラ勝ち。4時間半という長い試合を制しました。

MVP: Ian Desmond

2010年8月26日木曜日

8/23-25 3L Cubs (打てんなあ)

 第2戦の9回にAdam Kennedyが3点二塁打を打った以外は本当に打てませんでした・・。先発投手がかわいそうになってきます。

8/23 L(Livanが今日はだめでした)
Nationals 1-9 Cubs Season 53-72(L2)
Pitching: Livan(L8-9), Batista, Slaten, Peralta, Storen, Clippard
Hitting: Bernadina(1/3 BB), Zim(1/30)
 序盤からLivanがつかまり一方的な試合展開。試合後、Riggleman監督が、選手からやる気が見えないという辛らつなコメントを残しています。まったく見るべきところがありません。

8/24 L(あと一歩届かず)
Nationals 4-5 Cubs Season 53-73(L3)
Pitching: Lannan(L5-6), Batista, Balester, Stammen
Hitting: Kennedy(2/5 double 3RBI), Gonzalez(2/4 2R)
4点を追う9回2死満塁でKennedyがライトポール際へ走者一掃の二塁打を打ち、あと一歩のところまで迫ると、続くZimmermanの打球の鋭い打球もやはりライトポール際に飛んで行きましたが、ライト福留の守備範囲。惜しいといえば惜しい試合でしたが、点差以上に差を感じてしまう試合でした。失点は、Lannanが打たれた本塁打によるもののみ。

8/25 L(Marquisは仕事をしましたが)
Nationals 0-4 Cubs Season 53-74(L4)
Pitching: Marquis(L0-7), Clippard, Burnett, Storen
Hitting: Marquis(1/1 Sac-Bant), Kennedy(1/3), Nieves(1/3)
 前回登板で初めて5回を投げきったMarquisが、今日はなんと8回1死1塁で降板するまで無失点という素晴らしい投球。しかし、代わったClippardがあっさり失点し、結局Marquisに黒星が付きました。気の毒としかいいようがありません。打線は本当にだめ。散発4安打1四球のランナーしか出せず。

2010年8月25日水曜日

Strasburg→DL、Jordan Zimmermann→Activated

 21日の試合中に右腕に違和感を覚えて途中降板したStephen Strasburg。MRI検査を受け、結局DL入りすることになりました。MRI検査では手術が必要な故障は発見されず、前回DL入りする原因となった肩とはことなり(肘でもなく)、前腕部ということで、そこまで深刻な故障ではないようですが、とりあえずDL入りして次回登板を回避し、様子を見ることになりました。心配です。もう今季はいいから、来季の開幕に向けてじっくり直してください・・。

 で、代わってローテーションに入るのが、Jordan Zimmermann。昨季デビューした大型新人で、当ブログでもかなり大きく扱いましたが、肘を痛めて昨年8月にTommy John手術を受けていました。復帰まで最低1年、普通は1年半かかるといわれるTJ手術ですが、マイナーでのリハビリ登板で計10試合39回2/3を投げ、1.59/0.83、31奪三振6四球と文句の付けようのない成績を残し、なんとちょうど1年で復帰することとなりました。

 今週木曜日のカージナルス戦は、要チェックです。


 本来なら大祝賀イベントとなるはずのZimmermannの復帰ですが、Strasburgとの入れ替わりでは喜びも半減です。しかし、2人が一緒にローテーションで投げる日は決して遠くないと信じています。

*************
 なお、テクニカルには、火曜日にStrasburgがDL入りして、一時的にCollin Balesterが昇格。水曜日の試合後にBalesterがオプションされて、Zimmermannが昇格となります。

2010年8月23日月曜日

8/20-22 1W2L@PHI (チャンスに打てない打線)

 第2戦の途中でStrasburgが故障により降板するという衝撃が走ったフィリーズとの3連戦。その第2戦はStrasburgの後を受けて5回途中から投入されたブルペン4投手が頑張り、打線も機能して快勝しましたが、第1戦、第3戦はひたすらに残塁の山また山で、強いチームなら勝ったであろう試合を落としました。まあ、1つ勝ったからいいとするか。そんなことよりStrasburgが心配です。

8/20 L(Marquisがようやく5回を投げきりましたが)
Nationals 0-1 at PHI Season 52-70(L1)
Pitching: Marquis(L0-6), Peralta, Slaten
Hitting: Desmond(3/5 double), Dunn(1/3 2BB), Kennedy(2/4 double)
 先発のMarquisが「今季6試合目にして初めて」5回を投げきりました(情けない)。1失点とはいえ4安打4四球とランナーを出す苦しい投球に変わりはありませんが、とにかく1つ結果を残しましたので次はリラックスして投げられるかな。ブルペンも3イニングをパーフェクトと踏ん張りましたが、とにかくチャンスで打てず。相手を遥かに上回るチームで10安打を放ち、Roy Halladayを追い詰めながら、得点圏にランナーを置いて11打数無安打、チーム残塁12と情けない結果に終わりました。

8/21 W(Strasburgが故障退場も快勝)
Nationals 8-1 at PHI Season 53-70 (W1)
Pitching: Strasburg, Stammen, Slaten(W3-1), Clippard, Batista
Hitting: Desmond(4/5 2R), Bernadina(2/4 BB 3R 3RBI), Pudge(2/5 2RBI)
HR: Bernadina(8)
 Strasburgは5回1死まで2安打無四球1失点6奪三振と、DLから復帰してから3試合目で最も良い投球内容でした。しかし、5回の先頭打者を三振に取ったところで右腕に違和感を訴え、そのまま途中退場、MRI検査となりました。心配です。試合のほうは打線が序盤からしっかり得点しており、また急遽登板したStammen以下のブルペン投手が良く投げました。特に6回裏1死1,3塁の場面で投入され、Utley、Howardという恐ろしい打者を抑えたSlatenの投球は光ります。大量得点されても不思議ないイニングをよくぞ抑えました。
MVP: Doug Slaten

8/22 L(Olsenでは抑えられず)
Nationals 0-6 at PHI Season 53-71 (L1)
Pitching: Olsen(L3-6), Stammen, Peralta
Hitting: Morgan(2/3 SB)
 雨が降ったりやんだりの中での試合。Olsen、Stammenが失点し、打線はRoy Oswaltの前に凡退を繰り返し、さっぱりでした。Stammenはブルペンに回ってから全く冴えません。先発に戻すべきだと思いますが、仕方ないのかな。

2010年8月20日金曜日

Bryce Harperと契約成功!(5年990万ドル)

 期限のわずか26秒前に、Bryce Harperとの入団契約に成功しました。最終的には合意するとは信じていましたが、まさかそんなぎりぎりだったとは・・・。
 
 5年総額990万ドルのメジャー契約。ドラフト選手の最高額は言うまでもなく昨年のStrasburgの1510万ドルですが、野手に限定すれば、これまでの最高額だったMark Teixeiraの950万ドルを上回る史上最高額となりました。それでも、1000万ドルは下らないと噂されていたことを思うと、Rizzo GMはいい仕事をしたと思います。内訳は、契約金が625万ドルで残りは年俸という扱い。
 
 メジャー契約というのは意外でした。捕手を本業としてきたHarperですが、ライトへのコンバートが決まっています。打撃はともかく、ライト守備をしっかり覚えるところから始める必要があり、当然マイナーでの経験が必要です。それに、なんといってもまだ17歳です。ここは球団側が譲歩したということなんでしょう。

 メジャー契約ということは、オプションの問題も生じます。全くメジャーに昇格しない場合でも4回までしか認めらません。今季契約後に早速1回目を行使することになりますから、2013年シーズン終了まではマイナーに送ることができますが、それ以降はウェイバーを通す必要が出てきます。2014年開幕時にはしっかりメジャーに定着していることを期待する、ということなんでしょうが、まだ21歳ですから、心配は心配です。とにかく、メジャーデビュー、定着に向けてそういうスケジュールが描かれているということです。2012年の後半か13年にはメジャーデビューを果たすことになるんでしょう。ちなみに、Zimmermanの契約最終年は2013年ですから、一緒にプレーすることは間違いないでしょう。できれば、もっと長く一緒にプレーするところを見たいものです。

 さて、当面の予定ですが、投手とは異なり使い過ぎによる故障という心配をする必要がありませんから、どんどん経験を積ませていく方針のようです。早速GCL Nationalsに合流することが予定されています。GCLは8月中に終わってしまうので、その後は他のマイナーリーグに参加する可能性も、またアリゾナ秋季リーグに参加する可能性も残されています。

 ⇒8月25日追記
 Mike Rizzo GMが明らかにしたところによると、今季マイナーリーグの試合に出場することはないとのことです。アリゾナ秋季リーグは否定していませんでした。



 今は確かに弱いけど、チームがいい方向に向かっていることは疑いの余地がありません。これからもますます応援して行きたいと思います。



 おまけ。契約合意の直後の球団首脳の喜びようをご覧下さい(by Mark Zuckerman)。

ドラフト契約期限迫る

 今季のドラフト指名選手との契約期限が今日の24時までに迫りました。Bryce Harperとの契約はどうせ最終日まで決まるまい、とは思っていましたが、いよいよそのときが近づいてきました。どきどきします。頼むよGM。
 
 Harper以外の選手とは素晴らしい契約状況です。2順目のSammy Solis、4順目のA. J. Coleとは昨日合意に達し、これで11順目までの選手とは契約成功。Coleはもともとドラ1候補だったのに大学進学の意向が強かったためにここまで落ちた投手(以前の記事)。これでHarperとの契約にさえ成功すれば、満点ドラフトになります。がんばれ、GM!

→(8月20日追記)
 さらにもう1人。12順目で指名したRobbie Ray投手とも契約に成功しました。高校生左腕で、大学進学の意向が強く、契約は困難だろうと言われていましたが、79万9000ドルという4順目以降に指名された選手に対する契約金としては史上最高額で契約しました。

 これで、故障が判明して契約しなかった14順目指名のTimothy Smallingを除けば、26順目までに指名した全員と契約に成功。Harperとの契約にも成功し、満点ドラフトと言っても過言ではないと思います。

 契約期限ぎりぎりで契約した選手たちは、GCL Nationals又はVermont Lake Monstersに合流するようです。デビューが楽しみ。

8/17-19 1W2L@ATL (首位ブレーブスに善戦)

` 初戦は中盤までリードしながら終盤に逆転負け。2戦目は惜しくもサヨナラ負け。しかし、3戦目は完勝。地区首位のブレーブスを相手に、Strasburgが投げていないシリーズでよく頑張ったと思います。

8/17 L(6回表までは完璧でしたが)
Nationals 2-10 at ATL Season 51-68(L1)
Pitching: Olsen(L3-5), Peralta(BS2), Slaten, Stammen
Hitting: Nieves(3/3 2doubles R RBI), Morse(1/3 double BB RBI)
 先発のOlsenが、3回までパーフェクト、5回まで終わって1安打1死球のみと素晴らしい投球を見せると、打線も6回表に2点を先制。ここまでは完璧な試合でした。しかしその裏、本塁打、三塁打、四球とOlsenが突如崩れると、代わったPeraltaが逆転を許し、守備の乱れもあって、気がつけば残念な試合となりました。まだ70球だったOlsenを降板させたことが悔やまれます。なお、ブレーブスの昨季ドラフト1順目(全体6位指名)のMike Minorにメジャー初勝利を献上しました。

8/18 L(Livan粘投もまた報われず)
Nationals 2-3x at ATL Season 51-69 (L2)
Pitching: Livan, Burnett(L0-7), Clippard
Hitting: Morse(2/3 R), Zim(2/4 RBI)
 Livanがまたしても好投しながら勝ち星をつけてもらえず8勝で足踏みを続けています。7回を投げきり、9安打されながらも3併殺もあって2失点の好投。しかし、打線も苦手中の苦手のTim Hudsonの前に4併殺と拙攻を繰り返し、2点を取るのが精一杯。結局9回裏、2死1,2塁からJason Haywardにサヨナラ安打を打たれて、ジエンド。

8/19 W(Lannanがまた連敗ストッパー)
Nationals 6-2 at ATL Season 52-69 (W1)
Pitching: Lannan, Peralta(H4), Clippard(20), Burnett(17), Storen
Hitting: Morgan(2/5 2R SB), Harris(1/4 R 2RBI), Desmond(1/2 BB RBI), Zim(1/3 BB RBI)
HR: Harris(6), Morse(9)
 Wilson Ramosのナショナルズでのデビュー戦となったこの試合。先発のLannanが6回途中までを2失点でまた連敗を止めてくれました。ブルペンは3回1/3を4投手がノーヒットとこちらも素晴らしい仕事ぶり。Willinghamの離脱とDunnのオフで3.Bernadina-4.Zim-5.Morseが主軸となった打線も、序盤、中盤、終盤に効果的に加点と、文句のつけようのない快勝となりました。強いチームってのはこういう試合を続けられるんだろうなあ。Lannanはこれでマイナーから復帰してから4戦3勝と波に乗っています。
MVP: John Lannan

Nieves→出産立会のため離脱、Wilson Ramos→MAJOR

 控え捕手のWil Nievesが、女の赤ちゃんの誕生に立ち会うため、3日ほどチームを離れることとなり、その間だけということですが、先日Matt CappsとのトレードでナショナルズにやってきたWilson Ramosが昇格しました。移籍後、Syracuse(AAA)で15試合に出場し、.317/.349/.483、2本塁打とよく打っており、9月昇格は間違いないと言われていますが、少し早く機会が回ってきました。

 さっそく、19日のアトランタでのブレーブス戦でフル出場し、打席では4打数ヒットなし2三振に終わりましたが、送りバントを見事に処理して3塁で封殺しましたし、なによりLannan以下の投手陣と組んで2失点にとどめ、まずまずいいデビューだったのではないでしょうか。今後がますます楽しみになりました。
 

Willingham→DL(シーズン終了), Morgan→Activated

 今季のナショナルズで5番レフトを務めてきたJosh Willinghamがひざの故障で手術を受けることになり、シーズン終了となりました。しばらく前から悪かったようで、この1か月ばかりの不振の原因となっていた模様。今季の成績は以下のとおり。物足りない気もしますが、前を打つAdam Dunnから学んだのでしょうか、出塁率が昨季までよりかなり上昇した点は評価していいと思います。年俸調停最終年となる来季も、主力として期待されていることでしょう。しっかり直して開幕に間に合ってください。

Josh Willingham (2010 season for Nationals)
114G 450PA 54R 16HR 56RBI 67BB 85K .268/.389/.459 8SB

 代わってDL入りしていたNyjer Morganが復帰しました。最短期間での復帰。離脱前はかなりの打撃好調でしたが、その勢いを持続しているかどうか。これで、外野の布陣は、左から、Bernadina-Morgan-Morseとなりました。

2010年8月17日火曜日

Tyler Moore(A+), J.P.Ramirez(A)が週間MVP

 Tyler Moore一塁手がCarolina League(A+)の週間MVPに選ばれました。1週間の成績は23打数11安打4本塁打で10打点。先週はBill Rhinehartに譲った週間MVPの座を取り戻し、過去4週のうち3週で受賞という離れ業。すごいの一言です。本塁打、打点の両部門ではリーグトップを独走。しかし、これでも打率がまだ.250そこそこというのは、打ち出したこの1か月より前の成績がいかに悲惨だったかということです。不思議な打者です。

 J.P. Ramirez外野手が、この1週間の成績、29打数13安打4本塁打9打点で、South Atlantic League(A)の週間MVPを受賞。2008年ドラフト15順目ながら期待の大きい20歳。ずっとそこそこの成績を残していますが、オールスターに選ばれることもなく、週間MVPも今回が初受賞となりました(当ブログの昨季のVermontのPlayer of the Yearには選びましたが)。同期のDestin Hood(ドラフト2順目)とともに、今後の活躍を期待します。

2010年8月16日月曜日

Strasburg, Marquis→復帰、Detwiler→DL、Balester→AAA

 故障明けやら何やらでローテーションにまた動きがありました。

 肩の違和感で登板を飛ばしDL入りしたStephen Strasburgでしたが、最短期間で復帰。復帰戦のマーリンズ戦では、メジャー昇格後最悪の結果に終わりましたが、肩には違和感なく登板できた模様。ほっとしました。無理させないで早めにシーズンを終え、来年の開幕戦に備えましょう。

 もう1人、オープン戦から打たれ続け、開幕後も3試合続けて派手に打たれ、DL入り、ヒジの内視鏡手術となっていたJason Marquisも復帰。とはいえ、マイナーでのリハビリ登板5試合でも防御率4.71と不安を残したままの復帰となりましたが、復帰後も2試合続けて打たれました。今季5戦投げて、5回を投げ終えた試合がいまだにありません。年俸750万ドル、まだ来季もあるんですが・・・・。

 この2人のためのロースター枠を空けるため、まずこの春に手術した股関節の痛みが再発したとのことでRoss DetwilerがDL入り。7月末に復帰してきたばかりだったのに、守備に足を引っ張られて結果を残せないままにまた離脱となりました。残念。もう1つの枠は、Craig Stammenが先発からブルペンに回り、Collin BalesterがAAAにオプションされました。ブルペン投手として5試合に投げましたが、相変わらずの制球難。もうだめかなあ・・・。Stammenは先発として結果を残していたのにMarquisに出番を奪われる形になり、ブルペンでは必ずしも結果を残せていません。悔しいだろうな。

8/6-15 3W6L@LAD, Marlins, D-Backs (Strasburg復帰もチームは上昇せず)

 夏休みが終わりましたが、残務整理やDCでの生活の立ち上げに四苦八苦している毎日です。

 心配していたStrasburgは無事復帰してきましたが、ホームでマーリンズにスウィープを喫するなど、ナショナルズのチーム成績はなかなか上がりません。3勝のうち2勝がLannanに付きました。このブログを立ち上げてからずっと孤軍奮闘してきたLannanを見続けてきただけに、個人的には復活してくれたことがとてもうれしいです。一方、やはりDLから復帰してきたMarquisは・・・言葉もありません。

 8月15日終了時点では、Season 51-67(W1)。借金16は30球団の23位。去年51勝目をあげたのは9月18日でしたから、ずいぶん違いますので、とりあえず納得しています。

8/6 W(Dunn3ラン2発、Storenメジャー初セーブ)
Nationals 6-3 at LAD
Pitching:Lannan(W3-5), Clippard(H19), Burnett(H15), Storen(S1)
Hitting: Dunn(2/3 2BB 2R 6RBI), Desmond(2/3 BB 2R SB), Zim(1/4 BB 2R)
HR: Dunn2(29, 30)
 今季既に10勝を記録しているドジャーズの若きエースClayton Kershawから、Dunnが初回、3回と続けざまに2本の3ランを放って勝負あり。Lannanが昇格後初勝利。そして、3点リードの最終回にStorenがマウンドに上がり、メジャー初セーブを記録。あまりプレッシャーのかからないいい場面でした。これからどこまでセーブ数を伸ばしてくれるでしょうか。
MVP: Adam Dunn

8/7 L (Zimの初回2ランのみ)
Nationals 2-3x(10) at LAD
Pitching: Livan, Slaten, Peralta, Burnett(L0-6)
Hitting: Zim(1/4 BB R 2RBI)
HR: Zim(22)
 打線は、Zimが初回に2ランを放って先制しましたが、それだけ。先発Livanは好投しましたが、Kennedyが誰もベースに入っていない一塁に送球するという間抜けなエラーを犯したおかげで勝ちを落としました。なんじゃこりゃ。

8/8 L (Marquis復帰も4回5失点)
Nationals 3-8 at LAD
Pitching: Marquis(L0-4), Slaten, Batista, Clippard, Storen
Hitting: Maxwell(2/4 R RBI), Desmond(2/4)
HR: Maxwell(2), Morse(8)
 DLから復帰したJason Marquisでしたが、初回、自らのバント処理ミスも絡んで4点を失うと、4回にも失点し、5回の先頭打者にぶつけたところで降板となりました。はぁ。打線も2回にMaxwell、Morseが連続ホームランを放ちましたが、初回で試合は決まっていました。

8/10 L (Strasburg復帰戦もデビュー後最悪の内容)
Nationals 2-8 Marlins
Pitching: Strasburg(L5-3), Batista, Stammen, Slaten
Hitting: Pudge(2/4 2R)
 肩の違和感でDL入りしたStrasburg。最短期間で復帰してきましたが、内容はさっぱり。初回にUgglaに2ランを浴びると、3回にまたもUgglaに2点二塁打を打たれ、5回にも追加点を奪われて打席にUgglaを迎えたところで降板。4回1/3、6安打2四球で6失点、奪三振は4。球速自体は出ていたようですが、なぜ打たれたのか、故障の影響が心配されました。打線は今日もさっぱり。

8/11 L(Olsen、2回途中7失点KO)
Nationals 5-9 Marlins
Pitching: Olsen(L3-4), Batista, Peralta, Storen
Hitting: Zim(3/4 double RBI SB), Pudge(3/4 RBI), Desmond(2/5 2R 2RBI), Dunn(2/5 R RBI)
HR: Desmond2(8, 9), Dunn(31)
 先発のOlsenが2回途中までに6失点で降板(後を受けたBatistaが打たれて自責点は7)。もう試合は終わってしまいました。Desmondが2本の本塁打を放つなど打撃好調ぶりを見せ、Dunnはリーグトップの31号を打ちましたが、むなしいだけ。

8/12 L (チャンスに打てず完封負けで5連敗)
Nationals 0-5 Marlins
Pitching: Livan(L8-8), Burnett, Stammen, Clippard
Hitting: Bernadina(2/4 double), Pudge(2/4)
 Ricky Nolascoの前にヒットはそこそこ打ちましたが、チャンスでまったく打てず。ランナーを得点圏においてチームとして10打数ノーヒットでは・・・。LivanはQSを記録しましたが、8勝で足踏み。

8/13 W(Lannanエースの投球で連敗ストップ!)
Nationals 4-2 D-Backs
Pitching:Lannan(W4-5), Burnett(S2)
Hitting: Desmond(3/4 double R), Zimmerman(2/3 BB R RBI), Nieves(2/4 R RBI), Gonzalez(2/4 R)
HR: Nieves(2)
 Lannanが7回を4安打1四球5奪三振の2失点という素晴らしい内容。チームの連敗をようやく止めてくれました。2点を失った5回以外のイニングはほとんど危なげない投球で7回を投げきり、疲れていたはずのブルペンを助けてくれました。打線も、2回までに4点を先制。その後は沈黙しましたが、今日はそれで十分でした。
MVP: John Lannan

8/14 L(Marquisまたも5回持たず)
Nationals 2-9 D-Backs
Pitching:Marquis(L0-5), Stammen, Batista, Slaten, Peralta
Hitting: Willingham(2/3 BB)
HR: Zim(23)
 Marquisがまたも試合を壊しました。5回表無死満塁で降板するまで、3本の本塁打を含む7安打に2四球で4失点(後を受けたStammenが何とか1失点で切り抜けてくれたので自責点は5で済みました)。本当に、これからどうするのでしょうか。Stammenを先発に戻してMarquisをブルペンに回すのが合理的に思えますが、750万ドルという年俸が重くのしかかります。今季カブスには1000万ドル以上もらって中継ぎという投手もいましたが・・・。

8/15 W(Strasburgは5回3失点、Willingham)
Nationals 5-3 D-Backs
Pitching:Strasburg, Clippard(W9-6), Burnett(H16), Storen(S2)
Hitting: Willingham(2/4 double 2R 2RBI), Zim(2/4 2R RBI), Desmond(1/3 BB RBI SB)
HR: Willingham(16), Zim(24)
 先発のStrasburgは、5回を投げて3失点(自責点1)、5安打無四球、7奪三振と前回登板よりずっといい内容でした。惜しむらくは、2失点につながった2回の送球エラー。もったいない。故障の気配を感じさせない投球だったことが何よりです。打線はWillinghamが7月3日以来となる久々の本塁打を打つなどまずまず。この試合はブルペン投手陣、特に6、7回の2イニングをピシッと投げたClippardの好投が7回裏の勝ち越しを呼び込みました。Clippard-Burnett-Storenという勝ち試合のパターンが出来上がったかな。
MVP: Tyler Clippard

2010年8月6日金曜日

Morgan→DL、Kevin Mench→MAJOR (更新停止のお知らせ)

 右のでん部に痛みがあるということで、Nyjer MorganがDL入り。せっかく攻守ともに調子が上がっていたところだけに、本人も残念でしょう。しっかり直して、早く帰ってきてくれることを願います。
 
 代わって昇格したのが、Kevin Mench。2004、05年にはレンジャーズで主軸も打ちましたが、次第に成績を落とし、昨季は阪神に在籍しましたがさっぱり。今季はスプリングトレーニングの招待選手としてナショナルズに加入しましたが、開幕からずっとAAAでプレーしてきました。そのAAAでも、87試合でわずか3本塁打。期待できそうにはないですね・・・。

 
 明日から夏休みに入るのでまたしばらく更新停止します。

 日曜日にはJason Marquis(覚えてますか?)が、火曜日にはStephen Strasburgが、それぞれ復帰予定ということで、またいろいろとロースターの動きもありそうです。

 そろそろドラフト選手との契約が気になり始めましたが、まだちょっと早いかな。でも、私の休み明けには結果が出ているはずです・・・・。頼むぞGM!

8/2-5 2W2L@ARI (地区最下位同士の互角の戦い)

 ナ・リーグ西地区最下位のDバックスとの4連戦を2勝2敗。まあアウェイだからよしとするか。

8/2 (Cappsトレード後の初セーブはBurnett)
Nationals 3-1 at ARI Season 47-59 (W1)
Pitching: Livan(W8-7), Burnett(S1)
Hitting: Rodriguez(2/4 R RBI), Willingham(2/4 double RBI), Desmond(2/4 double)
HR: Rodriguez(2), Dunn(26)
 初回にWillinghamのタイムリーで先制。2回にPudge、3回にDunnのそれぞれソロで加点すれば、今日のLivanには十分でした。8回途中まで5安打1四球で1失点と好投してくれました。8回1死1,2塁の場面で登板したBurnettが最後まで投げ切り、Cappsトレード後の初セーブを記録しました。
MVP: Livan Hernandez

8/3 (Zimのソロ以外見せ場なし)
Nationals 1-6 at ARI Season 47-60 (L1)
Pitching: Olsen(L3-3), Balester, Slaten
Hitting: Zim(2/4 R RBI), Willingham(2/3 BB)
HR: Zim(16)
 初回にZimのソロで幸先よく先制したものの、その後はまったくいいところなし。3回に同点に追いつかれると4回にはMark Reynolsに3ランを打たれて逆転され、そのまま終わりました。

8/4 (Dunn2発4打点で快勝)
Naitonals 7-2 at ARI Season 48-60 (W1)
Pitching: Stammen(W4-4), Slaten(H2), Peralta, Burnett, Clippard
Hitting: Dunn(3/5 2R 4RBI), Morse(2/3 BB R RBI), Zim(2/3 2BB double R), Kennedy(2/5 double R 2RBI), Bernadina(2/4 BB 2R SB)
HR: Dunn2(27, 28), Morse(7)
 初回に27号2ラン、4回にリーグ単独首位となる28号ソロ、7回にもライト前タイムリーで計4打点。Dunnの大活躍に引っ張られて、13安打で計7点。序盤ふらふらだったStammenを援護して、勝ち星を付けてあげました。しかし、Stammenはいまいちピリッとしません。
MVP: Adam Dunn

8/5 (4本塁打も全てソロ)
Nationals 4-8 at ARI Season 48-61 (L1)
Pitching: Detwiler(L0-2), Balester, Batista, Storen
Hitting: Zim(2/4 2R 2RBI), Bernadina(2/4 R RBI), Desmond(2/4 double)
HR: Zim2(20,21), Kennedy(3), Bernadina(7)
 Zimmermanの2本を含め4本の本塁打を放った打線。しかし、全てソロの4点に終わりました。今日はしかし守備が大問題でした。2回裏になんでもないゴロがDunnがグラブの下を抜けて行ったのを皮切りに、Zimmerman、Harrisという守備に定評のある2人までがエラーを犯し、しかも3つのエラー全てが失点に絡んでしまいました。犠牲者はまたもDetwiler。かわいそうです。

2010年8月3日火曜日

Bill Rhinehartが週間MVP(A+)

 Bill Rhinehart外野手・一塁手がCarolina League(A+)の週間MVPに選ばれました。1週間の成績は19打数8安打3本塁打で9打点でした。これでPotomac Nationalsからは先週、先々週のTyler Mooreに続き3週連続で選ばれました。Mooreも相変わらず好調でこの1週間の全試合でヒットを放ちましたが、本塁打、打点が伸びませんでした。

 Rhinehartに話を戻すと、このブログをはじめた2008年に、当時もPotomacで大活躍した選手で、個人的には期待した時期もありましたが、AA以上では結果を出せず、今季もAAAで出場したこともありましたが、結局Potomacに舞い戻っていました。守備位置も固定されず、便利使いされている印象です。もともと著名なプロスペクトランキングではあまり評価されていなかったのですが、ある意味当ってしまいましたね・・・。

2010年7月終了時点の成績 

 7月31日終了時点の成績は下記の通り。

 ロードでは3勝7敗と大きく負け越しましたが地元では9勝6敗と勝ち越し、終わって見れば12勝13敗と黒星が1つ先行しただけで終わりました。Strasburgの離脱という大きな事件があり、またトレード騒動もあった中、優勝争いから脱落したチームとしてはよく頑張ったといえるのではないでしょうか。

National League East
W L % GB
Atlanta 59 44 .573 -
Philadelphia 56 48 .538 3.5
New York 53 51 .510 6.5
Florida 53 51 .510 6.5
Washington 46 58 .442 13.5


 打撃成績は軒並み向上(6月がひど過ぎた)。投手成績は可もなく不可もなしです。

Team Offence
総得点 108 15 位タイ
打率 .269 7 位
出塁率 .328 14 位
長打率 .406 16 位
本塁打 22 21 位タイ
三振率 .241 27 位
盗塁数 21 5 位タイ

Team Defense
総失点 110

17 位

防御率 4.16 19 位
奪三振/9IP 7.63 9 位
与四球/9IP 3.22 20 位
被打率 .254 16 位

2010年7月チーム月間MVP 

Hitter of the Month: Ryan Zimmerman

PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Ryan Zimmerman 105 14 5 17 .322 .400 .556 1
Nyjer Morgan 105 12 0 8 .295 .346 .326 11
Adam Dunn 103 16 7 17 .284 .379 .580 0
Josh Willingham 91 10 1 9 .260 .363 .364 1
Ian Desmond 80 9 3 12 .274 .300 .452 3


 Ryan ZimmermanとAdam Dunnの両看板がともに良く打ちました。打率、出塁率はZimmerman、得点、本塁打、長打率はDunnが上回りましたが、打点では並び、まさに互角の成績。個人的には観戦した試合で2本塁打のDunnの印象も強いのですが、月のはじめと終わりの両試合でサヨナラ勝ちを決めたZimmermanに軍配を上げました。
 
 あまり目立ちませんが、MorganとDesmondの2人が復調。Morganは盗塁死を3つに留め、好守も目立ったことから、落とした株を戻しています。夏場に強い選手ということなのかもしれません。Desmondの守備は相変わらずですが、打撃は(こちらも昨季終盤のように)いい場面で打つという印象が出始めました。2人とも来季以降に向けたチーム編成の観点から大事な時期を迎えます。頑張ってください。

 打席数は少なかったものの頑張ったのが、Morse(.385/.415/.718)、Kennedy(.345/.400/.400)、Harris(.313/.436/.500)の3人。特に驚異的な数字を残しているMorseの出場機会をもっと増やすべきだというファンの声は日増しに高まっています(Bernadinaの不振も要因)。  

Picher of the Month: Stephen Strasburg
G IP W L S K ERA WHIP
Livan Hernandez 6 31.2 1 3 0 29 3.52 1.20
Craig Stammen 5 28.2 1 2 0 19 5.54

1.54

Stephen Strasburg 4 22.2 3 0 0 27 2.38 1.15
Matt Capps 11 11.1 3 0 4 8 0.79 0.88
Sean Burnett 13 10.1 0 1 0 9 2.61 1.16
Joel Peralta 12 17.2 0 0 0 14 2.55 0.91

 
 今月もStephen Strasburgが素晴らしい投球。肩の故障で最後の登板を回避しましたが、それでも堂々の成績です。奪三振ペースがやや落ちたのは気になりますが、それでも優にイニング数を超えています。Livanも援護に恵まれず勝ち星は伸びませんでしたが、頑張ってくれていたと思います。この他先発投手ではJ.D. MartinとLuis Atilanoが3試合ずつに登板しましたが、故障を抱えていたこともあったのでしょうが、それぞれ6.08、9.69という防御率に終わりました。

 ブルペンはClippardが防御率7.90、リードして登板しながら同点・逆転されたのが3試合と神通力を失ってしまいましたが、他の投手は今月も良く頑張りました。中でもCappsのパフォーマンスは素晴らしく、目出度くツインズへのトレードにつながったというわけです。

Rookie of the Month: Stephen Strasburg
 今月も文句なし。
 Storenはちょっと打たれ始めましたが、それでも防御率3点台ですから立派なもの。Cappsがトレードされてセーブ機会で登板する機会もあるでしょうが、どんな投球を見せてくれるか、楽しみです。
 打者では、Bernadinaが少し調子を落としましたが、代わってDesmondが復調してきました。シーズン終盤に向けて、そして来季に向けてこの2人には引き続き注目です。

2010年8月2日月曜日

7/27-8/1 4W2L Braves, Phillies (上位相手に2シリーズとも勝ち越し!)

 地区首位と2位のブレーブス、フィリーズを地元に迎えての6連戦。初戦に先発予定だったStrasburgの離脱という逆境にもメゲず、トレード期限直前のばたばたの中で、なんと両シリーズとも2勝1敗と勝ち越しました。

7/27 (緊急登板のBatistaがまさかの好投)
Nationals 3-0 Braves Season43-57 (W1)
Pitching: Batista(W1-2), Burnett(H13), Storen(H9), Capps(S25)
Hitting: Morgan(1/4 R SB 2SB), Desmond(2/3 2RBI SB), Bernadina(1/3 R)
 試合開始直前に先発予定だったStrasburgが肩の違和感で登板回避。騒然とした中で始まったようですが、1回裏先頭のMorganがヒットで出塁し、2盗、3盗、そして3盗の際の送球エラーであっという間に先制点を奪って雰囲気を変えました。しかしなんと言ってもこの試合は緊急登板となったMiguel Batistaのまさかの5回無失点に尽きるでしょう。ブルペンも好投し、完封リレー。
MVP: Miguel Batista

7/28 (Tim Hudsonは打てないなあ)
Nationals 1-3 Braves Season 43-58 (L1)
Pitching: Livan(L7-7), Slaten, Clippard, Peralta
Hitting: Morgan(2/4), Zim(1/3 BB), Morse(1/2 RBI)
 先発のLivanが5回持たず降板。打線も苦手としているTim Hudsonの前に沈黙で完敗。

7/29 (Olsen復帰戦白星)
Nationals 5-3 Braves Season 44-58 (W1)
Pitching: Olsen(W3-2), Burnett(H14), Storen(H10), Capps(S26)
Hitting: Desmond(2/3 double 2R RBI), Nieves(1/3 2RBI), Dunn(2/4 double 2R RBI), Morse(1/3 R RBI)
HR: Desmond(7), Dunn(24)
 久しぶりのメジャーとなったScott Olsen。Matt Diazに2ランを打たれた以外は素晴らしい内容でした。打線もしっかり援護し(特に同点とされた直後のNievesの勝越し2点タイムリーが大きかった)、ブルペンも頑張って、白星を付けることが出来ました。試合後、Cappsがトレードされましたので、これがナショナルズでの最後のセーブとなりました。
MVP: Scott Olsen

7/30 (Oswaltのフィリーズデビューを粉砕)
Nationals 8-1 Phillies Season 45-58 (W2)
Pitching: Stammen(W3-4), Clippard, Balester
Hitting: Kennedy(4/5 double 2R RBI SB), Bernadina(2/3 2doubles BB 2RBI), Willingham(1/3 double BB R 2RBI), Morgan(1/3 triple BB 2R)
 前日にアストロズからトレードされたRoy Oswaltのフィリーズでのデビュー戦でしたが、6回までに5点を挙げる攻撃でフィリーズファンをがっかりさせることができました。先発のStammenも7回途中までソロ本塁打による1失点のみに抑える悠々の投球。打っては、Kennedyが4安打の大当たり、唯一ヒットが記録されなかった打席も内野ゴロの間に打点を記録。打線を大いに引っ張ってくれました。
MVP: Adam Kennedy

7/31(Zim起死回生の逆転サヨナラ3ラン!)
Nationals 7x-5 Phillies Season 46-58 (W3)
Pitching: Detwiler, Peralta(H3), Clippard(BS9), Slaten, Batista, Burnett, Stoern(W3-2)
Hitting: Zimmerman(2/4 2R 3RBI), Bernadina(2/4 double R RBI), Pudge(2/4 RBI), Desmond(1/3 RBI)
HR:Zimmernan(18)
 Ross Detwilerの今季2戦目。早々の打線の援護を受け、そこそこ打たれながらも6回先頭打者を打ちとって降板するまでを1失点と合格点の内容。しかし、Clippardがナショナルズには滅法強いRaul Ibanezに同点2ランを浴びてDetwilerの白星を消してしまうと、9回表にはStorenが勝ち越しを許し、かなり雰囲気は悪くなっていました。しかし、しかし、9回裏1死1,2塁でZimmermanが放った打球は打った瞬間にそれと分かる逆転サヨナラ3ラン!!!!!さすが、役者が違います。(サヨナラ本塁打通算7本はZimmermanがデビューした2005年以降ではメジャー最多だとのことです。)
MVP: RYAN ZIMMERMAM

8/1 (惜しくもスウィープを逃す)
Nationals 4-6 Phillies(11) Season 46-59 (L1)
Pitching: Lannan, Batista, Peralta(BS1), Storen, Balester(L0-1)
Hitting: Zim(2/5 double 2RBI), Desmond(2/4 double 2R), Dunn(1/4 BB R 2RBI), Gonzalez(2/4)
HR: Dunn(25)
 久々復帰のLannan。苦手フィリーズ相手に初回に2点を失いどうなることかと思われましたが、2回以降は立ち直り、5回を2失点。ぎりぎり合格点の結果でした。4回に追いつくと、6回にはDunnの2ランで一時は勝ち越しましたが、Peraltaが同点にされると、延長11回、Balesterが2死から失点して、惜しくもスウィープを逃しました。

2010年8月1日日曜日

Atahualpa Severino→MAJOR→AAA、Maxwell→MAJOR

 Cappsのトレードで開いたブルペンスポットにAtahualpa Severinoが入ることになりました。ドミニカ共和国出身の25歳。ブルペン左腕として、ドミニカ・サマー・リーグから1歩ずつ階段を上がり、今季はAAAで開幕を向かえまずまずの結果を残し、そしてメジャーに到達。おめでとう。

Atahualpa Severino (2010 Season for Syracuse(AAA))
40G 50.2IP 22BB 35K 3.55/1.32


8月2日更新
 なんと、一度も登板機会がないままマイナーに逆戻り・・・・・。変わってJustin Maxwellが昇格しました。野手が1人足りないのは確かですが・・・・。