2011年9月29日木曜日

9/28 来季が待ち遠しい

 ついにシーズン最終戦。シーズンを借金1。ほんと、よく頑張りました。一昨年からの勝ち星は、59⇒69⇒80と伸びました。このまま伸びれば来季はプレーオフ争い(笑)。今から来季が待ち遠しいです!!

W3-1 at FLA Season 80-81 (W1)
Strasburg(W1-1) 6.0IP 0ER H 2BB 10K 1.50
Clippard(H38) 1.0IP 0ER K 1.83
Storen(S43) 1.0IP 0ER 2K 2.75
Desmond 1/3 BB 2RBI .253
Pudge 1/3 R .218

[Stephen Strasburg]
 6回をわずか1安打10奪三振の快投。復帰後5登板になりますが最高のパフォーマンスでした。球速も100マイルを記録と、文句なしの結果でシーズン終了。

Stephen Strasburg (2011 for Nationals)
5G(1-1) 24.0IP 4ER(5R) 24K 2BB 1.50/0.71

 当然ですが今季はこれで登板終了。来季は投球回数制限を設けるとGMが公言していますが、何イニングになるかは明らかにされていません。参考になるのが、今季、やはりTJからの復帰となったJordan Zimmreman。昨年のマイナー・メジャー計70.2イニングを踏まえて、今季は160イニングをリミットとしていました(結果的には161.1イニングでシーズン終了)。Strasburgの今季のマイナーでの登板は20.1イニングだったので、メジャーとの合計は44.1イニング。これを踏まえると来季の上限は135イニング程度と推測されます。これは22~23先発試合に相当しますので、開幕から全開で行くとすれば7月末でシーズン終了となる計算です。うむむむ(もしプレーオフ進出に向けて熾烈に争っていたら、それでもシャットダウンなのかあ、と今から・・)。

[Clippard and Storen]
 最終戦も2人そろって会心の投球でそれぞれHDとSVを記録。Clippardは堂々メジャートップの38HD。メジャーリーグでは公式には中継ぎ投手を対象とした賞がありませんが、何かの表彰対象にならないものでしょうか。今季はオールスターに選出、登板、勝ち投手になったので良しとしますか。この2人に加えて、シーズン終盤にはH-Rodもすっかり安定。来季もブルペンは盤石と期待しています。

[来年のドラフト指名権]
 ブルージェイズも勝ちましたが、インディアンズが負けたため、最終順位は30球団中の15位。つまりドラフト指名権はプロテクトされない16位。オフの補強戦略にも影響がありそうです。

MVP:Stephen Strasburg

2011年9月28日水曜日

最終順位とドラフト指名権

 地区3位を決めたナショナルズですが、全30球団中の順位は最終戦を前にして16位。各チーム1試合を残した時点での前後のチームの成績は以下の通りです(ナショナルズはドジャーズとの試合1試合キャンセルしたため全161試合)。

14. Toronto 80-81
14. Cleveland 80-81
16. Washinton 79-81
17. Chicago(AL) 79-82
17. Cincinnati 79-82

 最終戦でこの順位は変動するわけですが、実はこれがオフの補強に大きな影響を及ぼします。

 まず、現在の制度では、ドラフト指名権は前年順位の下位から順に与えられます。これにより、2008年、2009年に30球団中最下位だったナショナルズがそれぞれ翌年のドラフトでStrasburgとHarperを続けて指名できたわけです。これのよると、ナショナルズの来年のドラフト指名権は全体で13~17位のいずれかとなります。

 さらに、この指名権が全体15位と16位以下で大きな違いが生じます。それはFA選手の獲得にともなう補償制度。オフにFAとなった選手は、前2年間の成績に基づき、タイプA、タイプB、その他とランク付けされます。このうち、タイプAの選手と契約した球団はその選手の元所属球団にドラフト指名権を譲渡することになります。このとき、譲渡すべき指名権が15位以前である場合には1順目はプロテクトされて2順目を、16位以降の場合には1順目の指名権を譲渡することになります。例えば、昨年のオフ、ナショナルズはタイプAのJason Werthと契約しましたが、6位指名権のため1順目ではなく2順目をフィリーズに譲渡。逆にタイプAのAdam Dunnと契約したホワイトソックスから1順目19位指名権を獲得していました。このように15位と16位には大きな違いが生じるわけです。今季、ナショナルズを退団してタイプAになる選手はいない見込みです。したがって、仮に15位以上でシーズンを終え、オフにタイプAの選手を獲得すると、来年のドラフトでのナショナルズの最初の指名権は2順目16位以降、全体では70位以降となってしまいます。うむむむ。このことは当然オフの補強戦略に影響を及ぼすことでしょう。

 シーズン最終戦。勝って気分良く終わって欲しいのはもちろんですが、ブルージェイズとインディアンズも勝って16位のまま終わってくれるようにと、祈っています。

 それしても、2008年、2009年のこの時期には、「Hunt for SS」、「Hunt for Bryce Harper」という情けない記事を書いていたことを思うにつけ、チーム状況が大きく改善していることを改めて認識します。

9/27 残り1試合でシーズン負け越し決定

L2-3x at FLA Season 79-81 (L1)
Lannan 6.0IP 2ER 3H 3BB 4K 3.70
Desmond 2/4 RBI .253
Morse 1/4 HR(31) R RBI .303

 9月の5登板でわずか1失点という驚異的な投球を続けてきたJavier Vazquezから2点を取り、9回まで同点で粘りましたが、最後は根負けした感じでサヨナラ負け。遂にシーズン負け越しが決まってしまいましたが、シーズン残り1試合のこのタイミングまで可能性を残していたこと自体が立派です。

 Desmondが今日も2安打。8月半ばに1番に固定されてからは打率3割と好調を維持して、シーズン打率もどうやら.250を超えて終えそうです。ただ、出塁率は相変わらず上がらずこちらは3割に届かないで終わりそう。やはりリードオフよりは下位が適任かな。で、3試合連続弾のMorse。こちらは3割30本をクリアしてシーズンを終えそうです。ナショナルズ創設以来、Zimも達成していない素晴らしいシーズンとなりました。

2011年9月27日火曜日

9/26 Morseの9回2死からの逆転3ランで地区3位確定!!

W6-4 at FLA Season 79-80 (W3)
Milone 4.1IP 3ER 7H BB 4K 3.81
Severino(W1-0) 1.0IP 0ER 2K 3.86
Morse 1/5 HR(30) R 3RBI .303
Desmond 2/4 double BB 3R RBI .251 SB(25)
Werth 2/4 BB .233 2SB(18,19)

 マンデーナイトフットボールを観ていてうっかり見逃しましたが(痛恨)、1点ビハインドの9回表2死2,3塁からMichael Morseが30号逆転3ラン(映像)。さすが勢いのある今のナショナルズ、マーリンズへの苦手意識を感じさせない痛快な逆転勝利でした。

 雨で試合開始が遅れたこの試合、序盤は両先発とももたもたした印象。序盤はナショナルズがリードしましたが、1点リードで迎えた5回裏。無死1塁からのBonifacioのバントをMarreroが焦ってお手玉。記録上は安打でしたが限りなくエラー。Marreroは初の地元凱旋ということで打席でもちょっと硬かったに見えました。ここから1死満塁とされて先発のMiloneは降板。もうちょっと投げさせてあげたかったなと思いましたが、Johnson監督はこういうところでさっさと代える傾向があります(大崩れして悪い印象で終わらせたくなかったというのが試合後の説明)。代わったStammenが打者は打ち取りましたが、その間にワイルドピッチで1点を献上してしまい同点。Stammenは次の回も素晴らしいないようだっただけにあの暴投だけが悔やまれました。その後、Coffeyが7回に勝ち越し打を許し、1点ビハインドで9回を迎えました。

 3連勝。自力でシーズン地区3位を確定しました。球団史上(ワシントン移転後)初の快挙です。ここ15試合を12勝3敗という成績で、いつのまにやら借金1まで減らしています(残り2試合)。

MVP: Michael Morse

2011年9月26日月曜日

9/25 地元最終戦を快勝

W3-0 Braves Season 78-80 (W2)
Detwiler(W4-5) 6.0IP 0ER 4H 2BB 4BB 3.00
H-Rod(H10) 1.0IP 0ER 3K 3.62
Clippard(H37) 1.0IP 0ER 2K 1.85
Storen(S42) 1.0IP 0ER K 2.78 
Morse 2/3 HR(29) BB R 2RBI .304
Ramos 1/4 HR(15) R RBI .269
Zimmreman 2/3 BB R .289

 ホーム最終戦。快勝でブレーブスとのシリーズを勝ち越し、この日、4位のメッツが敗れたことで、球団史上初の地区3位へのマジックが1となりました。ブレーブスは、ワイルドカード争いの首位を辛うじてキープしていますが、後ろに付けるカージナルスとの差は1となり、もしプレーオフを逃すことになれば、ナショナルズの功(罪?)は大きくなります。
 
 Detwiler以下の投手陣が完封リレー。先発のDetwilerは、セットポジションからの投球で制球を乱した3回に無死満塁、5回にも1死2、3塁のピンチを迎えましたが、いずれも上位打線を討ち取って切り抜けると、6回を無失点の好投。ブルペンの3人は各1イニングを完璧。特にH-Rodは100マイル以上を連発して三者連続三振と圧巻の投球でした。

 今日のMVPはRamos。4回の先制ソロはともかく、無失点で終えたのにはRamosのリードでの貢献が大きかったと思います。3回の無死満塁でポップアウトを2本打たせたリードは高く評価できるでしょう。この面でもしっかり育ってきてくれているようで、来季も捕手は安泰と思わせてくれます。Morseは完璧な当たりで右中間に29号。どうせなら30本、打ってしまいましょう!

MVP: Wilson Ramos

9/24 王建民、来季も宜しく

 残り5試合。いよいよ先発投手たちにとっては今季最終登板となります(Brad Peacockは既に終了)。

W4-1 Braves Season 77-80 (W1)
王建民(W4-3) 6.0IP ER 4H 0BB 4K 4.04
Espinosa 1/2 BB R 2RBI .239 SB(15)
Zimmreman 2/4 R .286

 投げるたびに良くなってくる王建民。今日も85球で6回を投げ切り、ソロ本塁打のみの1失点。今日も無四球で、なんと9月1日の登板での3四球を最後に4試合(23.2回)を1人も歩かせることなくシーズン終了となりました。まだまだ完治率の低い肩の故障からのカムバックを遂げ、充実したオフを迎えられることでしょう。来季は、開幕から先発ローテーション投手として期待しています。形の上ではシーズン終了後FAとなりますが、既に双方とも再契約に前向きな姿勢を示していますので、あまり心配はしてません。

 打つほうでも、王建民が32打席目でメジャー初安打、初打点を記録。序盤の得点をしっかり守りきり、ブレーブスに痛い黒星を付けました。

MVP: 王建民

2011年9月25日日曜日

9/23 地区最下位脱出確定!!!

L4-7 Braves Sesason 76-80 (L1)
Strasburg(L0-1) 4.0IP 2ER(3R) 5H 0BB 3K 2.00
Werth 2/4 HR(20) 2R 2RBI .232
Ramos 2/4 2RBI .269
Espinosa 2/4 double R .238
Desmond 2/5 .251

 Strasburgが先発も初回に3点を失い(自責は2)、2~4回はヒット1本に抑えましたが、投球数リミットに達して降板。敗戦投手となりました。結果的には、この早い降板で登板したBalesterが打たれたことで試合はほぼ決まり。Jason Werthが20号(いちおう到達しました)を放つなど、こつこつ得点しましたが、試合の流れは取り戻せませんでした。

 さすがにワイルドカード争いをしているブレーブスは本気でした。連勝は5でストップ。しかし、この日マーリンズがブリューワーズに負けたことで、残り試合5試合の時点で5.5ゲーム差となり、ナショナルズが地区最下位とならないことが確定しました!!!!球団としては2007年以来、私がこのブログをはじめてからでは初のことになります。小さくガッツポーズです。

2011年9月23日金曜日

9/22 フィリーズを4戦スウィ~プ!

W6-1 at PHI Season 76-79 (W5)
Peacock(W2-0) 5.2IP 0ER H 2BB 2K 0.75
Bernadina 2/4 double R 2RBI .247 SB(17)
Desmond 2/4 double 2R RBI .250
Morse 1/4 HR(28) R 3RBI .304

 相変わらず飛車角落ちのフィリーズ打線でしたが、それにしても先発のPeacockは好投。イキのいい速球でほとんどの打者を詰まらせていました。唯一の安打もZimmremanがダイビングキャッチで取りながら一塁に悪送球した内野安打。まだ69球だったので、もう少し見ていたかったのですが、どうもJohnson監督は若い投手を早めに下げる傾向があります。

 打線はRoy Oswaltに対して3回と8回に集中打。Desmond、Bernadinaの1,2番が機能し、Morseがとどめの3ラン(詰まりながらもセンター右まで運ぶんですから、驚きました)。気分良く快勝。

 フィリーズに対してまさかの4戦スウィ~プ。シーズン通算でも10勝8敗と勝ち越してしまいました。あれよあれよという間に借金も3まで減っています。残り6戦、5割を超えろとは言いませんが、3位をキープして(4位メッツとは2.5差)良い感じで終えましょう!

MVP: Brad Peacock

2011年9月22日木曜日

9/21 Lannan初の2ケタ勝利おめでとう!!

W7-5 at PHI Season 75-79 (W4)
Lannan(W10-13) 5.0IP 3ER 8H BB 3K 3.73
H-Rod (S1) 1.0IP 0ER K 3.59
Ramos 3/3 HR(14) R 3RBI BB .267
Espinosa 1/4 HR(21) 2R 2RBI .238
Marrero 2/4 double BB 2R .273
Morse 2/4 R BB .305

 2回表にRamosの2ランで先制したものの、その裏1死から5番から9番(投手)まで5連打を浴びて同点に追いつかれると、3回裏にはあっさり逆転を許す苦しい展開。2回裏の5連打は全て内野手の間を抜けていくシングル。しかもそのうち3本くらいは決していい当たりではないのに、いわゆる飛んだコースが良かったという安打で、さすがは相性最悪のLannanだとちょっと納得してしまっていました。

 しかし、6回表、1死1塁からEspinosaが9試合連続安打となる21号2ランをライトスタンドに高々と運び逆転。さらにStammenが6、7回のフィリーズの攻撃を無失点で乗り切ると、8回表にしぶとく3点を追加。これでほぼ試合を決めました。2点リードで迎えた9回裏はさすがにStorenではなくHenry Rodriguezが登板。3人を危なげなく抑えて自身メジャー初セーブを記録しました。

 6回表に代打を出されたため早い降板となりましたが、Lannanが自身初の2ケタ勝利。過去3年間、9勝、9勝、8勝と惜しいところまで来ながら届かなかった10勝目に遂に到達。おめでとうございます。好投しても報われないことが多かった今季(今季だけじゃないけど)でしたが、今日はいま一つの内容ながら味方がしっかり追加点を奪い、ブルペンもこらえて勝利投手にしてくれました。しかも、相手は大大大大の苦手のフィリーズ。対フィリーズ通算2勝目(12敗)、敵地フィラデルフィアでは初の勝利となりました。これで苦手意識を克服してくれることを願います。いや、ほんと、おめでとう。ずっと応援してきただけに感慨ひとしおです。今日のMVPはご祝儀です。

MVP: John Lannan

2011年9月21日水曜日

9/20 フィリーズ*からダブルヘッダーを連勝

 フィリーズ*とのダブルヘッダーに連勝。*(アスタリスク)付きなのは、既にナ・リーグ最高勝率を決めてしまったフィリーズはレギュラー陣を休ませたり、集中力を欠くプレーがあったりで、本来の戦力より少し下がっているということです。

 それでも何でもダブルヘッダーを連勝。しかも両先発投手が無失点登板というのは勇気付けられます。

Game 1
W4-3(10) at PHI Season 73-79 (W2)
Milone 6.0IP 0ER 4H 0BB 2K 3.32
Bernadina 2/5 HR(7) R 3RBI .245
Lombardozzi 2/5 .167
 Tom Miloneが6回を無失点の好投。7回表にBernadinaの3ランで勝ち越して勝利投手の権利を持っての交代となりましたが、その直後Slatenが2連打されて降板すると、代わったClippardがRaul Ibanezに3ランを打たれて同点で勝ち負けなしとなりました。試合は延長に入り、10回表2死1,2塁から代打Zimがさすがのタイムリーを放って勝ち越し。最後はStorenが締めました。
MVP: Ryan Zimmerman

Game 2
W3-0 at PHI Season 74-79 (W3)
Detwiler(W3-5) 7.1IP 0ER 3H BB 3K 3.30
Storen(S40) 1.0IP 0ER 2K 2.86
Espinosa 3/4 HR(20) 2R RBI .238
Desmond 2/5 double .249
Morse 2/5 .303
 Detwilerが8回1死まで無失点で勝利投手とこれまでで最高の結果。最後はちょっとへばって高めに浮き出しましたが、6回までは低めに集めることに成功し、2人出した走者も両方併殺で消して(1人は送りバントをZimの好守による)、ミニマムの18人で終える好投。球威自体は最後の回でも94マイルとか記録していました。打ってもキャリア2本目となるタイムリー安打(そもそも通算3安打目)。こちらも最後はStorenが締めて40セーブ目。体大丈夫か・・。
MVP: Ross Detwiler

2011年9月19日月曜日

9/16-18 やっぱりマーリンズは苦手

 メッツに4連勝して気分よく本拠地に戻りましたが、苦手のマーリンズ相手に連敗。3戦目をとってなんとかスウィープを逃れるのがやっと。対フィリーズ戦より悪いのはどういうことなんでしょうか。

9/16
L0-3 Marlins Season 71-78 (L1)
Lannan(L9-13) 6.0IP 3ER 8H 3BB K 3.68
 マーリンズ先発のJavier Vazquezの前に5安打完封負け。

9/17
L1-4(13) Marlins Season 71-79 (L2)
Strasburg 6.0IP ER 4H 0BB 3K 1.29
Ramos 1/4 HR(13) R RBI .261
 Strasburgの復帰3戦目。6回をわずか61球で投げ終える好投でしたが、3回表先頭の相手先発のVolztadに右中間へのダブルを打たれたのを足がかりに1失点。味方打線の援護なく勝ち負け付かず。試合は延長13回で負けました。

9/18
W4-3 Marlins Season 72-79 (W1)
王建民(W3-3) 6.2IP 3ER 6H 0BB 5K 4.31
Marrero 1/2 double SF 2RBI .280
Zim 2/4 double R .289
 Marreroがいい仕事を続けています。前日5タコでしたが、犠飛とタイムリー二塁打で2打点。立派なものです。王建民は2本の本塁打で3点を失いましたが、どちらもぎりぎりでフェンスを越えたもので内容は良かったと思います。
MVP: Chris Marrero 

2011年9月16日金曜日

9/15 Desmond5安打、Miloneメジャー初勝利

W10-1 at NYM Season 71-77 (W6)
Milone(W1-0) 5.2IP ER 3H 3BB 4K 4.60
Desmond 5/6 double R 3RBI .251
Ramos 3/5 double 3R RBI .261
Espinosa 2/3 double R .233
Zimmreman 1/4 double 2RBI .290

 順位表で直上にいたメッツを4戦スウィープで追い抜きました!!気持ちいい!!
 
 しかも昨日のPeacockに続いて、Miloneがメジャー初勝利。途中で雨の中断などあって投げにくい環境の中、3四球と珍しく制球には苦しみましたが、6回2死1塁で降板するまで無失点(出てきたBalesterにランナーを返されました・・・)。2点リードの7回裏2死満塁で出てきてDavid Wrightを抑えたCoffeyをはじめブルペンがしっかりリードを守ってくれて、見事、勝利投手となりました。おめでとう!

 終盤までは接戦でしたが、8,9回に打線が爆発。最終的には大差が付きました。打線では5安打のDesmondの好調ぶりが目立ちました。鋭い当たりを右へ左へ。シーズン打率も.250に乗せてきました。このまま残りも突っ走れ!!

MVP: Ian Desmond

2011年9月14日水曜日

9/14 Peacock初先発初勝利

W2-0 at NYM Season 70-77 (W4)
Peacock(W1-0) 5.0IP 0ER 2H 3BB 2K 1.42
Marrero 2/4 .311
Morse 1/4 RBI .306
Werth 1/4 RBI .234

 前回、3点リードの6回表1死1,2塁という場面でメジャーデビューを強いられて打ちこまれたBrad Peacockが、今度はメジャー初先発の機会を与えられました。結果は、5回を無失点。見事に初勝利を飾りました。序盤3回まではほぼ完璧な内容。打順が2回り目に入った4回に2死満塁のピンチを迎えましたが、ここもファーストへのポップフライでしのぐと、5回は無難にまとめました。常時90マイル台前半の速球を小気味よく投げ込み、チェンジアップとカーブも織り交ぜて討ち取っていきました。MiloneやDetwilerよりも安心して見ていられたというのが正直な感想です。

 最終回は3試合連続登板となったStorenが2者連続四球と自滅しそうになりましたが、相手のバント失敗にも助けられて無失点で37セーブ目を記録。球威もコントロールもいまいち。さすがにシーズン終盤のこの時期に3試合連続登板ではパフォーマンスも落ちます。Johnson監督、故障させないで下さいね。

 これで昨季を上回る(当ブログ開始後最多となる)シーズン70勝目。メッツに並び地区3位となりました。

MVP: Brad Peacock

9/13 Stammen ! の投打の活躍

3-2 at NYM Season 69-77 (W3)
王建民 5.0IP 2ER 9H 4K 4.35
Stammen(W1-1) 1.1IP 0ER BB K 1.93
Ankile 2/5 double R RBI .248
Desmond 2/5 R .245
Espinosa 2/3 BB .231

 Craig Stammenが投打で活躍。2-2の同点で迎えた6回裏、この回から代わったSlatenが四球、死球で無死1,2塁のピンチを作って降板(まったくもう)。ここでマウンドに上がったのが9月に昇格してからようやく2試合目の登板となったStammen。三振、遊ゴロ(当たりが弱く1塁のみ)、遊飛という素晴らしい内容で無失点。メッツに行きそうになった流れを食い止めました。さらに、7回表 には1死から右方向にきれいにはじき返すシングルで出塁。この後、2死ながら3塁まで進むと、Zimmermanのタイムリーで決勝点となるホームを踏みました。今季もAAAでは先発として投げていましたが、首脳陣の評価は上がらず、9月まで呼んでもらえなかった上、登板機会もほとんど与えられてきませんでしたが、少ないチャンスで結果を残しました。個人的には先発としてでもまだ行けると思っていますが、この際ブルペンでもいいので、来季はメジャーで投げさせてやりたいですね。

 先発の王建民は鬼門だった初回を無難に切り抜けると、ランナーを出しながらもAnkielのこの送球に救われて5回を2失点。まずまずといったところかな。ブルペンは、Stammenの後も、Burnett、最後はStorenときっちりで、前日と同じスコアで辛勝しました。打線が11安打も打って3点。もうちょっと援護してくれよ(メッツも同じ11安打で2点だったわけですが)。

 これで昨季の勝ち星と並びました。

MVP: Craig Stammen

2011年9月13日火曜日

9/12 Lombardozziの初安打が決勝打

W3-2 at NYM Season 68-77 (W2)
Detwiler 5.2IP 2ER 3H 3BB 2K 3.76
Storen(S35) 1.0IP 0ER BB K 3.12
Werth 3/4 double R .233
Zim 2/4 R .294
Ramos 2/4 RBI .261
Lombardozzi 1/4 RBI .063

 先発したDetwilerの6回裏2死までは最近の不振を払しょくするかのようなわずか1安打1四球の快投でした。ところが、6回裏2死走者なしから(偶然にも、私がテレビを付けた途端!)四球、四球、シングル、ダブルと続けざまに許し、あっという間に2-2の同点とされて降板してしまいました。確かに私が見始めてからはボールが高めに抜け出しており、危なっかしいなとは思いましたが、だからって、そんなに露骨に打たれなくても・・・。なかなか評価の難しい登板です。

 なお2死2,3塁ではっきりいってメッツは押せ押せの雰囲気でしたが、代わったCoffeyがJason Bayを三振にとってピンチ脱出。すると7回表2死2塁からStephen Lombardozziが待ちに待ったメジャー初安打をレフト前に運び、勝ち越しに成功。ようやくでしたが、これで吹っ切れるといいと思います。こうなれば7,8回はClippardが完璧に抑え、9回はStoren。Storenはちょっと心配でしたが、無難にセーブ成功。1点差でもなんでも勝ちは勝ち。7月21,22日のフィリーズ戦以来の、久しぶりの連勝です。

MVP: Stephen Lombardozzi

9/11 Strasburgは3回降板も3者連続弾などで快勝

W8-2 Astros Season 67-77 (W1)
Strasburg 3.0IP 1ER 3H 0BB 4K 1.13
Gorzelanny(W3-6) 3.0IP H 2BB 3K 4.22
Desmond 3/5 HR(8) 2R 2RBI .244
Marrero 2/2 double R 2RBI .306
Zimmerman 2/5 HR(12) R 2RBI .291
Espinosa 2/4 2doubles R .228

 今日はあの9.11からちょうど10年(ちなみにestoppelは10年前はボストンにいました)。液体は一切持ち込み禁止などのものものしい警戒でしたし、試合開始前やセブンスイニング・ストレッチ時にはセレモニーも行われました。

 Stephen Strasburgの復帰第2戦。今日は大いなる期待を抱いて球場に足を運びました。しかし驚いたのは客が少なかったこと。公式発表は2万人を超えていましたが、そんなにいなかったと思います。去年の夏に来た時には大フィーバーでしたが・・・。まあ、ぎりぎりでもチケットが安く手に入るのでありがたいと言えばありがたいわけですが。

 で、そのStrasburgですが残念ながら今日はいまいちでした。先頭打者のSchaferを最終的には三振には取りましたがファールで粘られて9球を要したことから始まり、初回だけで31球。2回、3回は無失点に抑えましたが、結局3回までに57球を投げて降板となりました。速球の球速も95マイル前後がほとんどでしたし、変化球もあまり決まっていませんでした。せっかく見に行ったんだからもう少しElectricな投球を見たかったな、と少し残念です。

 試合はと言えば、2回裏にMarreroの犠飛で追いつくと、3回裏にDesmond, Ankiel, Zimが3者連続HR!!! (ただし、estoppelは息子にせがまれてアイスクリームを買いに行っていたために3本とも見逃してしまいました(笑))。その後もMarrero、Zim、Nix、Desmondにタイムリーが出て効果的に加点。投手陣も4回からの3イニングをきれいに抑えたGorzelannyをはじめ自責点なしのリリーフ。観戦しているファンをいい気分にしてくれました。

 Marreroはしだいに存在感を増してきました。第1打席の犠飛もいいライナーでしたし、打撃の状態はかなりいい感じです。チャンスで打席に入ると何かやってくれそうな雰囲気を感じさせ、後半の打席では球場のファンの期待の高まりを感じました。

MVP: Chris Marrero(ちょうど見ていたときに打ってくれたということもあり贔屓目入ってます)

9/10 Lannan今季最悪(フィリーズ戦を除く)

L3-9 Astros Season 66-77 (L1)
Lannan (L9-12) 2.1IP 4ER(6R) 8H BB K 3.65
Morse 2/4 HR(27) 2R RBI .313
Marrero 1/4 2RBI .277
Flores 2/4 double .254

 2回までは無失点で終えたLannanでしたが、3回に突如つかまり、1死からなんと6連打された後、満塁からの投ゴロを自ら本塁へ悪送球して2点を献上。次の打者にはセーフティースクイズまで決められる始末で、あっという間に6点を失い降板となりました。あたかもフィリーズ相手に投げているような惨状(フィリーズ相手のLannanだとこれが普通だったりしますが)。試合はそれでほぼ終わり。明るい出来事はMarreroが2打点を記録したことくらいでしょうか。

2011年9月10日土曜日

9/9 Marreroの同点打の後、延長11回サヨナラ勝

W4x-3(11) Astros Season 66-76 (W1)
Milone 5.2IP 3ER 8H 0BB 3K 6.30
Storen 1.0IP 0ER 2K 3.17
Zim 1/4 HR(11) BB 2R 2RBI

 3-3の同点で延長に入った試合は11回裏1死から、Zim、Morseと連続四球の後、Werthの打球を相手サードが送球を焦って二塁へ悪送球となる間にZimが生還してサヨナラ勝ち。なんだかなあ。こう言っては何ですが、迫力に欠ける弱いチーム同士の対戦という感じが否定できませんでした。

 そんな中、光ったのがルーキーのChris Marreroの7回裏1死3塁から左中間に同点ダブルを打った打席。フルカウントからファールで3球粘った末の会心の当たり。内容も高く評価できる打席でしたし、何よりこの試合のターニングポイントとなった打席でしっかり結果を出したことがプロ選手としては何より重要。ずっと先発させてもらって、しっかり結果も残しています。

 一方、同じくルーキーのStephen Lombardozziが昨日のセカンドに続き、今日はショートで先発(1番)しましたが、結果は昨日に続く5打席凡退。なかなかヒット1本が出ません。出るまで我慢して使ってあげてくださいよ。そしてこの日の先発はやはりルーキーのMilone。やはり打線が2周り目になると打たれるのは前回と同じでしたが、それでも6回途中まで試合を作ることができました。大崩れしない1つの要因はやはり無四球だったことでしょう。今日も審判に辛い判定をされた印象ですが、それでも無四球。たいしたものです。

MVP: Chris Marrero

2011年9月9日金曜日

9/8 Storen大丈夫か?

L4-7 Dodgers Season 65-76 (L2)
王建民 6.0IP 4ER 7H 3K 4.43
Storen (L6-3) 0.2IP 3ER 3H BB K 3.22
Werth 1/3 HR(19) BB R 2RBI .230
Morse 1/2 2BB R RBI .312

 ここのところ毎日雨のDC。前日の試合を延期し、今日はダブルヘッダーの予定でしたが、デーゲームの1試合目を消化するのがやっと。2試合目は雨で中止となりました。延期ではなく、中止。今季ドジャーズが東海岸に遠征に来る予定がもうなく、両軍ともプレーオフ争いから脱落しているため、無理に行わないということです。よって両軍にとっての今季は161試合となります。

 さて小雨が降る中で行われたその試合。またしても序盤につかまった王建民でしたが、4点目取られた後は、11人と対戦して出塁を許したのはシングル1本のみ(その走者も盗塁死)。同点の展開で6回裏に代打を送られて降板となりましたが、まだ80球と余力十分でした。試合後、今季終了後FAとなるものの、過去2シーズンにわたりリハビリを支えてくれたナショナルズに対して恩があるので望まれれば来季も残留したいと表明。まあ、今季の残りの登板の内容次第ですが、(Livanに続いて)ファンとしてはなんだか嬉しくなるコメントでした。

 心配なのはStoren。負けが込んでいるチーム事情もありなかなか登板機会が少ないこの頃ですが、出れば打たれている印象(実際は2試合に1試合くらい失点)。この日も同点の9回表に登場して、2死から3失点で負け投手に。防御率も3点台に上がってしまいました。疲れかなあ。少し心配です。

2011年9月7日水曜日

9/6 Strasburg の復帰戦は5回無失点

L3-7 Dodgers Season 65-75 (L1)
Strasburg 5.0IP 0ER 2H 0BB 4K 0.00
Peacock 1.1IP ER 4H BB 6.75
Severino 0.1IP 0ER K 0.00
Marrero 2/4 double .306
Zimmreman 2/5 3K .291

 待ちに待ったStephen Strasburgの復帰戦。雨で開催が危ぶまれましたが、予定通りにプレーボール。結果は、素晴らしいものとなりました。

 本人も意識して速球の球速を96-98マイル程度に抑えて(それでも十分速いわけですが)制球を重視したピッチング。56球のうちストライクが40球。17人の打者と対戦してうち14人に初球ストライク。さっさと追い込んで、要所では90マイルのチェンジアップか99マイルの剛速球を投げ込むという組み立てでドジャーズ打線に付け入る隙を与えませんでした。60球の球数制限を最初から課されながら5回を56球で投げきってしまうとは。文句のつけようがありません。次回は日曜日のアストロズ戦。今後は70球が上限です。

 2回裏に3点を先制していたので、Strasburgは勝ち投手の権利を持って降板しましたが、逆転負け。敗因はブルペンが打たれたことなのですが、起用法が納得いきません。6回表、この回から入ったDoug Slatenが1死1、2塁のピンチを作ると、ここでBrad Peacockがメジャー初登板。対戦打者はオールスター選手のMatt Kemp。タイムリー安打を打たれ、さらに四球、安打、安打であっという間に追いつかれてしまいました。なぜこの回の頭からPeacockを投げさせなかったのでしょうか。昨年のアリゾナ秋季リーグで経験はありますが、マイナーを通じて先発投手として過ごしてきた投手にいきなりその起用法はあんまりです。7回2死1塁で雨天中断となると、再開後、今度はやはりメジャーデビューのAtahualpa Severinoを投入。結果は三振に取りましたが、これもやや疑問。もうちょっと普通のシチュエーションでデビューさせてあげてもいいでしょうに。ただし、2人ともいいボールを投げていました。球速は十分。低めに集まり、いい変化球もありました(Peacockがカウント3-2から投げたチェンジアップにAndre Eitherは完全にバランスを崩していましたが辛うじてファールで逃げられ、その後2点タイムリー)。次はもう少しプレッシャーの少ない場面でお願いします。

 セプテンバーコールアップで上がってきたばかりのStephen Lombardozziが8回裏の先頭打者として代打で初出場。結果は四球。暴投と内野ゴロの間に3塁まで進みましたが、Chris Marreroのライナーはセカンドのジャンピングキャッチに阻まれ惜しくもホームまでは帰ってくることができませんでした。Marreroは昇格後ほぼレギュラー扱いでファーストで先発出場し、出場10試合中8試合で安打。無安打に終わったうちの1試合でも四球で出塁と打撃ではしっかり結果を残しています。今日は初の長打も記録。メジャーデビューで散々だった守備も以降エラーはありません。

(追記)4点ビハインドになったところで試合終了を待たずにテレビを消したので気付きませんでしたが、9回裏1死満塁からMorse空振り三振で2死満塁となった場面で、代打Cory Brownがメジャー初打席。また、なんでこんなプレッシャーかかる場面で・・・。結果はレフトフライで試合終了。ここまで重なるとDavey Johnson監督が厳しいシチュエーションを最初に経験させるポリシーを持っているとしか思えません。つぶされなければいいのですが・・・。

2011年9月6日火曜日

9/5 Morseの2発などで快勝

W7-2 Dodgers Season 65-74 (W1)
Lannan (9-11) 5.1IP ER 5H 2BB 4K 3.48
Morse 2/4 2HR(7) 2R 3RBI .315
Desmond 2/5 HR(25, 26) 2R RBI .244
Ankiel 2/4 double R RBI .242

 先発のLannanが初回に連続二塁打で1点を失いましたが、その裏、ドジャーズ先発の黒田さんからDesmondがレフトスタンドへ先頭打者本塁打。Ankielシングルの後、Zimmermanの打球はレフトフェンス際までの惜しい当たりでしたが、Morseがレフトブルペンへ2ラン、さらにWerthもレフトスタンドへと打ちまくり、あっという間に4-1と逆転。その後も、6回のMorseのソロなどで着々と加点し、快勝。Morseは調子が落ちません。30本も視野に入ってきました。Lannanは球数が多くなったために6回途中で降板しましたが、2回以降は無難な投球。きっちり仕事をし、防御率を3点台前半まで下げてきました。

MVP: Michael Morse

9/4 Livan今季最終戦を飾れず

L3-6 Mets Season 64-74 (L1)
Livan(L8-13) 5.1IP 6ER 8H BB K 4.47
Espinosa 3/3 double BB R RBI .233 SB(14)
Ramos 2/4 2doubles RBI .257

 Livanにとっての今季最終戦。試合前に、9月になりマイナーから昇格してきた若手及びStrasburgに登板機会を与えるため、メジャー登板は今日で最後と通告されていました。6回途中自責点6という数字で負け投手に終わりましたが、内容はそんなに悪くなかったと思います。うち3点は、6回1死満塁で出てきたCoffeyが3人とも生還を許したものでしたし。中盤まではしっかり試合を作ってくれました。しかし、打線が相変わらずの残塁の山。残念でした。

 今季残り試合は、代打で出場することにはあってもブルペンを含め登板機会はないとのこと。試合中も(ブルペンではなく)ベンチにいて先発投手にアドバイスすることが期待されているそうです。シーズン終了後FAとなるLivan。ロングリリーフとしてでもナショナルズに残りたいと表明しています。個人的にはブルペン投手として戻ってきてくれると嬉しいな。ともかく、まずはお疲れ様でした。

9/3 Tom Milone→MAJOR、先発デビュー、初打席本塁打

 Tom Milone投手がメジャー初昇格。2008年のドラフト10順目入団の左腕(2008年組からはEspinosaに続く2人めのメジャーデビュー)。入団以来とにかく順調に成績を残してきましたが、何と言っても球威がないためプロスペクトランキングでの地位は低く、今季開幕前にはBAではなんとか16位に入っていますが、BPでは20位以内にさえ入っていませんでした。今季はAAAで開幕し、オールスターに選ばれる活躍。数字もますます安定し、奪三振率(9.4)は一流投手の水準、奪三振に対する与四球率(9.69)は信じられない水準を記録して、文句なしに今回の昇格を勝ち取りました。速球は90マイルに届くか届かないかという程度ですが、制球力とチェンジアップなどの変化球で討ち取ってきました。ナショナルズで言えばLannanタイプ、将来的にはホワイトソックスのMark Buehrleのように育たないかなと願っています。(なお、40人枠を空けるためにAdam LaRocheが60日DLに移りました)。

Tom Milone (2011 Season for Syracuse (AAA))
24G 148.1IP 16BB 155K 3.22/1.03

W8x-7 Mets Season 64-73(W1)
Milone 4.1IP 4ER 6H 0BB 2K 8.31
Milone 1/2 HR(1) R 3RBI
Zimmerman 2/5 2RBI .297
Flores 3/4 double R RBI .239
Desmond 2/4 HR(6) R RBI .245

 さて、そのMiloneのデビュー戦。初回、2回と簡単に三者凡退に終え、2回裏、2-0とリードしてなお1死2,3塁の場面で迎えた初打席。内角高めに来た初球を振り抜くと打球はライトのナショナルズブルペンへ。初打席初球本塁打した投手ははメジャー史上7人目だそうです(過去6人もいたことが驚き!!)。ベンチに戻った後、カーテンコールで登場したMilone、ここまでは完全にヒーローでした。

 しかし試合はまだ2回。メジャーリーグはそう簡単にではありませんでした。3回に初安打を打たれると、打順が2周り目になった4回、Nick Evansの2ランを含め4本の安打で4失点。5回1死1塁としたところで勝ち投手の権利を前にJohnson監督から降板を告げられてしまいました。まだ74球だったのでもうちょっと投げさせたようにも思いましたが、「滅多打ちされて自信を失わせることだけは避けたかった」というのがJohnson監督の判断の理由。確かにあの場面、モメンタムは完全にメッツに移っており、1塁走者のReyesが執拗に揺さぶっていましたのでそうなる可能性は十分ありました。右打者左打者問わず内より低めへの素晴らしい投球が何球もあったし(審判はストライクと言ってくれませんでしたが)、なにより無四球の期待通りの内容。次も期待しています。

 試合は、メッツにいってしまったモメンタムを取り戻すことはできずに6回に追いつかれ7回に逆転を許す展開でしたが、1点ビハインドで迎えた9回裏に1死満塁からZimがバットを折りながらもライト前にぽとりと落ちる逆転サヨナラタイムリーという劇的な展開でした。1死2、3塁でBernadinaを敬遠しZimと勝負したメッツの采配に感謝です(笑)。

MVP: Ryan Zimmerman

2011年9月3日土曜日

Strasburg 6回1安打でリハビリ完了(AA)、火曜日にメジャー復帰へ

 9月1日にStephen StrasburgがHarrisburg(AA)で最後のリハビリ登板を行い、結果は6回を1安打無失点無四球4奪三振という文句なしの快投 (BOX)。4回まではパーフェクト、5回に死球、6回にダブルを打たれたのみでした。

 準備万端。9月6日火曜日のナショナルズパークでのドジャーズ戦でメジャー復帰と発表されました。

(観戦に行けるかどうかは調整中ですが、ちょっと仕事が立て込んでいるので、難しそう。なんとかテレビでは見たいが・・・。)

9/2 借金10

L3-7 Mets Season 63-73 (L3)
Detwiler 3.0IP 6ER 7H 2K 3.83
Balester 4.0IP ER 2H BB 2K 3.68
Ankiel 2/4 HR(8) double 2R 2RBI .238
Desmond 2/5 triple R .243
Ramos 2/4 .255

 ここ数試合好投を続けていた先発のDetwilerでしたが、この試合はダメでした。初回にいきなりDavid Wrightに3ランを浴びるなど、3回までに7安打6失点。球速こそありましたが、高めに浮きがちで、打たれたのはいずれも打って下さいと言わんばかりの真ん中高めの球でした。次回登板はしっかりした内容・結果を求められます。

 打線はメッツを上回る12安打を打ちましたが、序盤に付けられた差をなかなか縮めることができませんでした。9月になりBernadinaがようやく昇格させてもらいましたが、9回無死1塁で代打で登場し、併殺・・・。しょんぼりです。

 フィリーズとの3連戦を勝ち越していいムード(借金2)になったのははるか昔。あれ以来10試合を1勝9敗で今季初の借金10。今季最悪の状況です。

Bernadina、Slaten→MAJOR

 9月となりましたが、マイナーリーグのシーズンがあと数日続くこともあって本格的なセプテンバーコールアップはまだ発表されていません(9月3日土曜日にTom Miloneがメジャーデビューの先発登板をすることは明らかにされていますが)。
 
 そんな状況ですが、まず、Roger Bernadinaのメジャー再昇格と、Doug SlatenのDLからの復帰が実行されました。

 Bernadinaは7月末の王建民の昇格時に降格の憂き目に遭い、結局1か月マイナーで過ごすことになりました。いい選手だと思うのですが、フロント・ベンチの信頼は得られていないんでしょうね。せめて9月は結果を残してくれるといいのですが。

 Doug Slatenは昨季活躍したブルペン左腕。今季は開幕から不振で、6月にヒジ痛でDL入り。TJを受けるほどの故障ではなかったようで、休養・リハビリを経ての復帰。マイナーでは計9試合に登板して1.74/0.87、10.1イニングで無四球11奪三振と結果を残してきましたので、完治したと思っていいでしょう。

8/30-9/1 なんとか連敗は止めたが

 ブレーブスとの3連戦。初戦に勝ってなんとか連敗は止めましたが、あと2戦を落としました。4本塁打で勝った初戦の勝ち方を絶賛したDavey Johnson監督。最後にドジャーズで監督をしていた2000年頃はSosa、Bondsといった(●●●●●の影響による)長距離砲の全盛期。時代が違うことを分かっているのか疑問です(来季はオプションになっています)。

8/30
W9-2 at ATL Season 63-70 (W1)
Livan (W8-12) 7.0IP 2ER 5H 3BB K 4.29
Zimmerman 3/5 double HR(10) 3R 3RBI .303
Morse 3/5 double HR(23) 2R 3RBI .318
Nix 2/4 HR(16) R 2RBI .258
Espinosa 1/3 HR(19) BB R RBI .230
 打線の中軸が機能し、ようやくのことで連敗脱出。Morseは先制23号、タイムリーダブルとシングルで、計3安打3打点。よく打ちます。Livanは8勝目。これでLivan、Lannan、Zimmremann(既にシーズン終了)、Marquis(トレード済)の4人が8勝で並びました。Livanは試合後「ロングリリーバーとしてでもいいから来季もナショナルズ残りたい」という、応援したくなるコメント。
MVP: Michael Morse

8/31
L1-3 at ATL Season 63-71
Lannan(L8-11) 7.0IP 2ER(3R) 7H BB 6K 3.54
Morse 1/4 HR(24) R RBI .317
Desmond 2/4 .241
 Lannanはよくがんばりましたが、打線がわずか3安打では話になりません。ここしばらくリードオフで固定されているDesmondがじわりじわじと打撃成績を上げてきたのは明るいニュース。なんとか後1か月で打率.250は上回ってほしいところです。

9/1
L2-5 at ATL Season 63-72
王建民(L2-3) 5.2IP 4ER 7H 3BB 4.19
Weth 2/2 HR(17) 2BB R RBI .233
Ramos 2/4 double .252
 またチャンスに打てないナショナルズに逆戻り。2回はRamos、3回はZimがともに1死1,3塁で併殺。8回1死満塁ではMorseがやはり併殺コースのサードゴロ。これはChipperがお手玉してくれたのでセーフとなりましたが、さらに1死満塁で、Flores、Espinosaが連続三振・・・。まあ、この8回は、Morseの打席の途中から主審の低目へのストライクゾーンが拡大されたという腹立たしいイニングでしたが。